2018.01.17
エリート亮介の嫁探し Vol.15エリートとはフランス語のéliteが由来で、「選び抜かれた人」という意味だ。
日本で言われる“エリート”とは、学歴が高く且つ年収の高い男性を指す場合が多い。
企業勤めの30代で年収1,000万を超えるのは上位1.5%、独身となると、さらに絞られる。
東京大学出身、その後大学院を経て世界的IT企業のアメリカ本社への転職が決まっている亮介は、まさに世に言う”エリート”。
そんな亮介が、人生の伴侶として選ぶ相手とは、果たしてどんな女性なのか?
「エリート亮介の嫁探し」一挙に全話おさらい!
第1話:“三高男”の半年間限定・婚活プロジェクトが、いざ始動!
「亮介さんって、彼女いないんですか?」
亮介の隣にいた女性が、興味津々と言った様子で聞いてきた。今日は六本木の『オービカ モッツァレラバー』で食事会だった。
「うん、いないよ」
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第2話:「この子、怖いな…。」エリート男が引いた、初デートのカウンター席で女が豹変した瞬間
「うん、指が綺麗に見える!」
瞳は、たった今、行きつけのサロンで塗り直してもらった自分の爪を見て呟いた。
いつもはインスタ映えする凝ったデザインにするのだが、この日は単色のベージュに、根元にラインストーンをあしらった地味なデザインにした。
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第3話:「私、こう見えて“意外と”安いお店でも大丈夫なんです」アピールは、エリート男にどう思われる?
「会うの、久しぶりだな。」
土曜日の午後8時、亮介は、恵比寿にある高級マンションのラウンジにいた。
今日は大学時代、起業家や起業家になりたい人向けに有志で行っている勉強会で知り合った片瀬が開く、ホームパーティに呼ばれていた。
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第4話:エリート男は“可愛い”だけじゃ物足りない。男を陥落させた、賢い女のベタ過ぎるギャップとは?
「やばい、急がなきゃ。」
香奈は外資系の製薬会社でMRとして働いており、営業先から戻って車を置くとすぐに、待ち合わせ場所である表参道に向かった。
—間に合うかな?でもその前に化粧直しもしたい・・・
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第5話:東京の婚活市場は、策士だらけ?エリート男が見破れなかった、“遊んでなさそう”な女の本性
「あぁ、またか。」
香奈は、亮介との2回目のデートでひどくがっかりした。
亮介はまず見た目が合格点であり、さらに勤め先を聞いて、この出会いを何とかモノにしたい、と思った。
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第6話:悪女の噂は、本当なのか?エリート男が駅のホームで愕然とした、ハイスペ美女のある行動
「何をあげようか・・・」
亮介は銀座にある老舗デパートで、今年退官する大学教授へのプレゼントを探していた。
「ワインが好きだったからロブマイヤーのグラスにするか、あるいはモンブランの万年筆にするか・・・」
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第7話:エリート男もタジタジ!?魔性の元カノに言われて気づいた、高学歴ゆえの致命的な欠点とは
「・・・一ノ瀬さん・・・?」
とっさに「里緒」と口を衝いて出そうになったが、なんとか堪えて苗字を呼んだ。
「あれ・・・?亮介君・・・?」
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第8話:新たな彼女候補現る!?女性不信のエリート男に「もう一度恋愛したい」と思わせた、小動物系女子
「よしっ。」
朝6時。履き慣れたランニングシューズに足を通し、日課としている朝の港区を走る。亮介は週に3~4日、こうして同じ時間に走ることにしている。
ー今日は8時から本社とミーティングをして、その後、昨日のシミュレーションのチェックをして・・・
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第9話:エリート男の癒えぬ傷。「あなたとなんて、付き合わなければ良かった」と言い放った女の真意
ー頼みたいことー
思えば、里緒から頼みごとをされたのは数えるほどしかない。付き合っていた当時も、彼女は会社の先輩であり、亮介にとって“憧れの大人の女性”だった。
どんな小さな仕事でも人一倍真面目に取り組む里緒は、ミスも少なく、上司や部下からの信頼も厚かった。
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第10話:エリート男にも解けない謎。結婚を前提にやり直そうとしている元カノに広がる、不穏な噂
「ごめんね、ちょっと今仕事に追われていて。また時間取れそうなら連絡するね。」
ロック画面に表示された、里緒からのLINE通知。
5年前に別れたときの誤解が解け、それから2度ほど食事に行った。里緒はあの頃と変わらず細かい気遣いのできる大人で、会話も楽しく、亮介はある決心をしていた。
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第11話:「彼氏が浮気して…」と相談してくる女の狙い。エリート男の前に、新たに立ちはだかる壁とは
ー2週間後の金曜日なら大丈夫です。
里緒にLINEを送った後、数日して返信が来た。
すぐにでも会いたかったが、少し怖い気もして、時間が空くことにホッとする自分がいた。
―どうしようか…。
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第12話:「私たち、共通点が多いですね♡」と目を潤ませる女の発言に、エリート男が抱いたある疑念
しんと冷えた空気に瞬く星空。
仕事終わりの帰り道、亮介の心は重く沈んでいた。
「里緒はどうしているんだろうか?」
先日、前の会社を退職した理由を聞いた時の里緒の態度が、かすり傷のようにヒリヒリと心に残って消えない。
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第13話:エリート男を手に入れるためには、手段を選ばない?策に溺れた女が迎えた、無残な結末
「翔、久しぶりだな。」
「うわー、亮介、いつぶりだっけ?」
今日は昔、バイトで仲の良かった健太と翔の3人で久々に集まった。健太とはこの間会ったばかりだったが、翔とは3年ぶりだろうか?
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第14話:「結婚を前提にやり直して欲しい。」エリート男の告白に、“魔性”と呼ばれた女が語った衝撃の事実
「不倫の噂、本当なの。」
私がそう言ったとき、亮介は茫然としていた。
彼に昔の話をされた時、何で今さら2年以上も前の事を…と少し腹立たしく感じた。けれどそれは、私自身が過去と向き合えていなかったから、聞かれたくなかったのだ。でも、いつまでも過去から逃げてばかりはいられない。
第14話の続きはこちら
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Vol.16
「スペックにとらわれていたのは自分だった…。」東京での婚活に奮闘したエリート男が、最後に辿り着いた答え
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