2019.07.04
東京コンプレックス Vol.15東京。
この街では、誰しもが“コンプレックス”を抱えて生きている。
あなたも身に覚えはないだろうか?
学歴、外見、収入...。どれだけスペックを磨き戦闘力を上げても、どんなに自分を取り繕っても、何かが足りない。
「劣っている」と感じてしまう。...そう、それがコンプレックスだ。
「東京コンプレックス」一挙に全話おさらい!
第1話:結婚できない女が、煮え切らぬ彼氏のプロポーズを引き出した意外な方法とは
私と優介が付き合い始めたのは、もう1年も前のこと。
出会いはありきたりだが、友人主催のお食事会である。相手が財閥系の大手商社マンたちと聞いて、うんと男ウケを意識したメイクやファッションで挑んだっけ。
その甲斐あって、思惑通りに一番人気の優介と連絡先を交換した。そこから順調に付き合うようになったところまでは良かったのだが…。
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第2話:東京生まれ・東京育ちには永遠に勝てない。地方出身者が抱き続ける“田舎者コンプレックス”の闇
大学を卒業してからは本格的に事業を拡大し、自力で広尾に部屋を借りられるまでになった。
夜はタクシーでお食事会や会食、ホームパーティに駆けつける毎日。
そうした場で友人になったのは、やはり同じ女性起業家たち。美貌だけでなく肩書きも持ち合わせる彼女たちは、みなとびきり若く美しく、そして非常に賢い。
しかしそんな彼女たちと深く付き合ううち、私は自分との決定的な違いに気がついてしまった。
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第3話:夫の年収コンプレックスが引き起こした、ご近所トラブルの全貌。美しき隣人が引っ越していった理由とは
今年、とうとう念願のマイホームを建てたのです。主人が知人のツテで入手してくれた土地に、こだわりの注文住宅。
弁護士の肩書きを持ち年収1,000万円以上を稼ぐ夫。可愛くて素直な子供に、マイホーム。
私は欲しいものを全て手に入れました。
けれど…。これが全ての悪夢の始まりだなんて、誰が想像できたでしょうか?
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第4話:「スペックより愛が大事」は嘘だった。女友達の助言に従った結果の、大どんでん返し
私は寂しさを紛らわせるために、今夜もゆっくりバスタブに浸かり、リラックスしながら大好きなドラマを見る。
私は、若くて美人で、でも少し屈折していたり一筋縄ではいかないタイプのヒロインを好む。
だって、そこそこ可愛い程度の普通の女の子...つまり私のような女がハイスペ男子に熱烈に愛されるなんていうストーリーじゃ、全く共感できない。そんなの、全然リアルじゃないから。
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第5話:男に甘えるとか、媚びるとかあり得ない。高学歴・美貌の女が男嫌いになった理由
いつも家族の誰より遅く寝て、誰よりも早く起きている母。それなのに父の機嫌一つで怒鳴られたり、自分の意思を持つことさえ許されなかった。
そんな母の姿を見ていた私は、幼心に「絶対にこうはなるまい」と誓ったんです。
猛勉強の末、父と同じ大学に入学。在学中にスマホアプリ事業で起業し、順風満帆の人生を送ってきました。
けれど25歳を過ぎた頃でしょうか。次第に"生きづらさ”を感じるようになったのです。
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第6話:「僕が何でも与えてあげる」美女を惑わす男の甘い罠。多くを得るはずだった女の、1年後
私の職業は、モデルです。小さな頃から両親に「世界で1番可愛い」と言われ続けていました。そのせいで、小学生の頃は本当に自分が世界で1番可愛いと信じ込んでいました。
…無邪気ですよね。
中学生になれば、ある程度の客観性を持つようにはなりました。しかし街を歩けば芸能プロダクションから度々スカウトされたので、むしろ自分はやはり並外れて可愛いのだという自信を得たのです。
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第7話:「もう我慢できない」義母との同居生活に嫌気が差した嫁の、狡猾な復讐方法
私は極めて恵まれた専業主婦になったのです。友人たちは羨望とも妬みともつかない視線を私に向けましたが、両親が喜んでくれたのが本当に嬉しかった。
義両親もご夫婦仲が良く、頻繁に夫婦で海外旅行やクルーズに出かけていました。なので心配していたような煩わしい嫁姑問題もなく、極めて良好な関係だったのです。
けれど、ある日突然。75歳の義父が心筋梗塞でこの世を去りました。そしてこの義父の死が、私の人生を再び大きく変えるきっかけとなったのです。
第7話の続きはこちら
第8話:「絶対に美人をモノにしたい」コンプレックスを抱える男が、美女を妻にしたテクニックとは
サッカーが得意で、小・中・高とずっとモテ続けていた同級生の投稿。おそらく妻が彼をタグ付けしているのだろう、イベントごとに楽しそうな家族の様子がアップされていた。
確か彼は、親の工務店を継いでいる。暮らしぶりから推察するに年収は知れていると思われた。
外資系コンサルティングファームで働き、30歳にして1,000万円以上を稼ぐ亮太の方が圧倒的にハイスペックである。あの頃に比べれば随分と洗練され、容姿だって格段に垢抜けた。
...だがなぜだろう。亮太は未だに全くと言っていいほどモテないのだった。
第8話の続きはこちら
第9話:同棲を始めたら豹変した男。いきなり本を投げつけられてもなお「私は幸せ」と言い切る女の闇
一人暮らしで苦労している同僚や友人も多い中、私がとても恵まれた環境にいることは間違いありません。中には仕送りを貰っている友人もいますが、彼女たちの殆どは薄給をなんとか切り詰めて暮らしているのですから。
洋服や自分の欲しいものを買うときに躊躇している様子を見るとかわいそうだな、と感じます。
けれど何故でしょう。私の目に、彼女たちはキラキラと輝いて見えるのです。
一方で、恵まれているはずの私の毎日は…何故だかとても単調。そして時折、訳もなく涙が流れ出てしまうのです。
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第10話:「働いていたら、完璧な母になれない」仕事と子育ての両立に悩む女たちの悲鳴
初めて立ち上がった日。ニコニコ笑いながら、歩き始めた日。幼稚園に入園した愛美が、小さな体で一生懸命お歌を歌っている姿を見た日…。
涙腺の緩い私は、そんな時、いつも泣いていたのを覚えています。
しかしその愛美も7歳になり、この春小学校に入学しました。
私もようやく母親としての自信がついてきた、と言いたいところなのですが…。それが、そうでもないのです。
第10話の続きはこちら
第11話:「愛しているならどうして...」レスに悩む美貌の妻が辿り着いた、最後の切り札
私は今、夫からどんな風に見られているのでしょうか?
鏡を見れば、そこには良く手入れされた肌の女がいます。
小さな頃から褒められてきた、形の良い大きな目。夫の雅樹は、私のこの瞳に一目惚れしたと言ってデートに誘ってくれました。
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第12話:「私はおばさんにならない」鋼メンタルで加齢と戦う独身アラフォー美女の叫び
他人のお世辞を真に受けてるわけじゃないわよ。20年間も港区で生きてきた女が、他人の「若く見えますね」なんて言葉にすがるわけないじゃない。
そんな上っ面の褒め言葉で一喜一憂してる輩はね、力士で言えば小結よ。横綱レベルにメンタルが強くないと、港区で独身のアラフォーなんてやっていられない。
でもね、最先端の美容医療でメンテし尽くした私の肌は、弾力も水分量も20代と同じだと「機械が」太鼓判を押してるの。
第12話の続きはこちら
第13話:高収入の男と結婚したい、28歳OL。凡庸な女が“普通”から抜け出すための戦略とは
私の出身は長野県で、地元の友達のほとんどは田舎に戻っているか、結婚して地方に散っているかどちらか。
だけど私はどうしても東京を離れたくないんです。結婚して、港区に住みたい。そのためには、ある程度高収入の男性と結婚するしかない。
...28歳なのに、未だに夢見すぎですかね?
でも、仕方がないんです。私の場合、下手に夢が見られてしまう環境なんですよ。
第13話の続きはこちら
第14話:「子ども2人、専業主婦の私は勝ち組」ベストな選択と信じ、会社を辞めた女の現実
人材派遣会社の営業で、成績も良く社内でも評価されていたから、一度目の妊娠・出産で嫌な思いをすることもなく職場に復帰しました。
時短勤務で任される仕事の範囲は減りましたが、育児との両立を考えると不満はありませんでした。
正社員として復帰できること、早めに息子のお迎えに行けることが有り難かったからです。家事・育児・そして仕事。両立は本当に大変でしたが、そのぶん充実もしていました。
そう。その後、娘を妊娠して…まさかの「マタハラ」に遭うまでは。
第14話の続きはこちら
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