東京コンプレックス Vol.7

「もう我慢できない」義母との同居生活に嫌気が差した嫁の、狡猾な復讐方法

この街では、誰しもが“コンプレックス”を抱えて生きている。

あなたも身に覚えはないだろうか?

学歴、外見、収入…。どれだけスペックを磨き戦闘力を上げても、どんなに自分を取り繕っても、何かが足りない。「劣っている」と感じてしまう。

…そう、それがコンプレックスだ。

先週は失われていく若さと美貌にコンプレックスを抱く女を紹介した。

今週は、「一般家庭の生まれ」というコンプレックスを持つ専業主婦・麻子(33歳)の例をお届けする。


根本麻子のコンプレックス:「私はそんなに蔑まれなくてはいけない対象なの?」


人生を大きく変える出来事は、一生でそう何度も起こるものではありません。

私の人生が大きく変わったのは…夫・祐輔との出会い、そして結婚でした。

出会いこそお食事会ですが、すぐにお互い惹かれあい交際をスタートした私たち。

祐輔と私は不思議なほどに気が合ったのです。

付き合って3カ月が経つ頃には、お互いに結婚を意識するようになりました。

彼の実家は渋谷区の高級住宅街にあり、非常に裕福な家庭の一人息子であると知った時は少し不安になることもありました。私はごく普通のサラリーマン家庭の出身なので。

しかし特に彼のご両親に反対されることもなく、29歳で結婚。その後スムーズに子宝にも恵まれ、夫の両親がプレゼントしてくれた都心のマンションで幸せに暮らしていました。

金銭的に困ったことは一度もありませんし、5つ年上の夫・祐輔はとても穏やかな性格で、小さな娘の世話も率先して担当してくれます。

私は極めて恵まれた専業主婦になったのです。友人たちは羨望とも妬みともつかない視線を私に向けましたが、両親が喜んでくれたのが本当に嬉しかった。

義両親もご夫婦仲が良く、頻繁に夫婦で海外旅行やクルーズに出かけていました。なので心配していたような煩わしい嫁姑問題もなく、極めて良好な関係だったのです。

けれど、ある日突然。75歳の義父が心筋梗塞でこの世を去りました。

そしてこの義父の死が、私の人生を再び大きく変えるきっかけとなったのです。

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