世田谷が誇る名店 Vol.13

なんと11年連続!星を獲り続ける鮨の名店が、下北沢の住宅街の地下に潜んでいた!

東京23区で1位の人口を誇る世田谷区。

高級住宅街をいくつも抱えるこの街のレストランは、舌の肥えた大人たちによって磨かれ、レベルの高い店が多い。

そんな世田谷が誇る、「名店」と呼ばれる店として紹介してきたのが、成城の優雅なフレンチ『レストラン アシエット』50年の歴史を誇る粋な鮨店『金多楼』絶品の本格四川料理『中国四川料理 蜀彩』

そして奥沢マダム御用達『ラ・ビュット・ポワゼ』洗練の焼肉『韓てら』台湾料理の名店『光春』満席必至のカジュアルフレンチ『デュバリー』伝説の中華『五指山』だ。

さらに地元民に圧倒的人気を誇るビストロ『ルミエルネ』
他区民でも行く価値アリの『炭火焼肉 ふちおか』至極の北イタリア料理『フィオッキ』肉焼きの天才の店『イルジョット』も登場した。

大詰めを迎えるこの連載、今回は、ミシュランの星を獲り続ける実直な鮨の名店だ。


下北沢の住宅街には実直な鮨の名店が潜んでいる
『鮨 福元』@下北沢


鮨の聖地といえば銀座、もしくは西麻布。

店の数でいえば、それは紛れもない事実だが、鮨好きの多くは「世田谷には長く通いたくなる実力店がある」と口をそろえる。

その代表的な一軒ともいえるのが下北沢の駅から10分ほど歩いた住宅街にある『鮨 福元』だ。

エントランスには小さな看板のみ。住宅街の地下とあって、ストレートに辿り着ける人は少ない。

その”隠れ家感”も、行きつけとして密かに通いたくなる所以だろう。

都心からやや離れた場所で11年連続でミシュランの星を獲得。

カウンターが外国人客で埋まることもめずらしくないが、店主の福元敏雄さんは、どんなときも変わらぬ姿勢で丁寧な仕事を守り続けている。


小肌。身質がキュッとしまった小肌は“名刺代わり”の1貫として。

流麗なフォルムに目が奪われる。

握りはすべて¥11,000の「握りのみのコース」の一例。

鮪。187kg超えの大間の鮪の中トロ。赤酢を使ったシャリと品のよい脂のバランス感が見事。「握りのみのコース」の場合は13貫前後が供される


すっと差し出される握りはどれも端正。口に運べば、はらりとほどけるシャリとともに旬魚の香りや風味がしなやかに広がる。

粘りがあるため鮨には不向き、といわれる〝あきたこまち〞は少しかために炊き、赤酢を効かすことでキリリとした味わいに。


本多劇場近くから現在の場所に移転して15年目。

店主の福元敏雄さんは、根っからの職人気質ながら、親しみやすい人柄。

魚はもちろん、下北沢や界隈の情報にも精通している。

SNS映えする演出や華美さはないが、握りに光るは、江戸前の〝華〞。

評価を得ても高飛車にならず、実直な仕事を貫く。鮨職人の鑑ともいえる店主の技と人柄が、真の鮨好きを惹きつけている理由なのだ。

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