世田谷が誇る名店 Vol.4

閑静な住宅街にある、知る人ぞ知る一軒家フレンチは、奥沢マダムが指名する本格派だった!

東京23区で1位の人口を誇る世田谷区。

高級住宅街をいくつも抱えるこの街のレストランは、舌の肥えた大人たちによって磨かれ、レベルの高い店が多い。

そんな世田谷が誇る、「名店」と呼ばれる店として、成城を象徴する優雅なフレンチ『レストラン アシエット』50年の歴史を誇る粋な鮨店『金多楼』絶品の本格四川料理『中国四川料理 蜀彩』を紹介した。

今回は、マダムを魅了し続けてきた、一軒家フレンチをご覧あれ。

個室はふたつあり、4人から10人まで幅広く対応してくれるのもありがたい


マダムを魅了し続けてきた、品と格の邸宅フレンチ
『ラ・ビュット・ボワゼ』@奥沢

「日本の伝統と森重の才能により、幸福を避けて通ることが出来ない道となるだろう」

フランス修業時代の盟友であり、三ツ星シェフのマルク・ヴェイラ氏がこの店を訪れた際に、シェフの森重正浩氏に贈った言葉だ。

九品仏と自由が丘のちょうど中間あたり。閑静な住宅街にひっそりとサインを掲げる世田谷フレンチの草分け的存在、『ラ・ビュット・ボワゼ』。

25年以上も前に〝一軒家フレンチ〞をこの地にオープン。

ランチ、ディナーともにコースのみ。ディナー¥13,000の「サンフォニー」の魚料理は、「小田原産の真鯛のポワレ フェンネル風味」。黒文字で香りづけされた真鯛は、森林を彷彿とさせる豊かな香りとモイストな食感にほだされる


冒頭の言葉どおり、シェフの森重氏が生み出す素材の魅力をシンプルに引き出した料理の数々は、どれも幸福な日にそっと寄り添う優しい味だ。

奥沢マダムを筆頭に、「特別な日はここ」と指名するゲストが多いこともうなずける。

独創的なデセールを楽しみに訪れるゲストも多い。季節によってメニューは変わるが、冬は「フルーツのパイ ホワイトチョコレート掛け」。雪玉のような丸いホワイトチョコレートをフランベすると、現れるのはフルーツがサンドされたひと口サイズのパイ。ディナーのフィナーレにふさわしい華やかな演出だ


日本家屋を生かした店内は、ウエッジウッドのアンティーク、リヤドロの陶器、ジャン・フサロの油彩画などがどれも品よくディスプレイされ、食べる前から優雅な気分へと誘う。

敷居は高くなく、まるで自宅でもてなされているかのような、リラックスした雰囲気こそ、世田谷らしさといえるだろう。

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