2018.09.12
高学歴女子の遠吠え Vol.12―なんで“にゃんにゃんOL”を選ぶの!?
ハイスペ男子の結婚式で、こう思ったことのある高学歴女子は多いのではないだろうか。
お嬢様女子校から東大に入り、コンサルティング会社でマネージャーになるべく仕事に邁進している大西夏希(28歳)もその一人。
一流大学に入り、一流企業で仕事を頑張ってきた自分は、婚活なんかしなくても自然と結婚できるはず ……。
そう思っている夏希が、結婚できない本当の理由とは―?
「高学歴女子の遠吠え」一挙に全話おさらい!
第1話:「なんで、あのレベルの女と結婚する訳…?」ハイスペ男子の結婚式で僻む女
―なんで、あんなレベルの女と結婚する訳……?
夏希は、ここ2、3年で何度も抱いたこの感情が顔に出ないよう必死に笑顔を作り、入場してくる新郎新婦へ向け拍手をおくった。周囲は我先にと新郎新婦へ駆け寄り、写真におさめようとしているが、とてもそんな気分にはなれない。
今日は、勤務先のコンサルティング会社の同期、藤澤慶介の結婚式の二次会に来ている。28歳の夏希の友人の間では、数年前から結婚の第一次ピークが訪れていた。
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第2話:「男に媚びる必要はない」食事会で7,000円奢られても喜ばない、高学歴女子の誤算
勢いで「行く」とは言ってしまったものの、20時開始のお食事会に行くには、後2時間半しか資料作成ができないと気持ちばかり焦る。
お食事会の予定を入れることで仕事をおざなりにする自分は許せなかったし、ドタキャンして迷惑をかけるくらいなら行かないほうがよい、と今まで断ることが多かった為、いざ参加するとなると仕事のコントロールに苦戦する。
明日、早起きしてやったら片付くかしら…と段取りを考えていると、社内チャットで千春からメッセージがきた。
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第3話:高学歴女子も事務職OLも悩みは一緒?平成に生きるお嬢様たちの、苦悩に満ちた婚活事情
“お疲れ様☆夏希、今度いつオフィスに来る?ランチしたいなと思って♪”
結婚したい動機を考えることから逃げるように、プレゼンの資料作りに躍起になっていると、PCに千春からの能天気なメッセージが表示された。
“今週は木曜ならオフィス行くよ。”
“わぁ~い♪じゃあ、出れそうになったらメッセージ頂戴ね。ちょっと聞いて欲しいことがあるんだ…。”
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第4話:「クラスで3番目に可愛い」程度の高学歴女は、港区ハイスペ男子には“戦力外”という現実
「クルージングなんて久しぶり♪」
日の出ふ頭で落ち合った留美は、いつになくはしゃいでいる。
きっと船内では、にゃんにゃんOLがハイスぺ男子に媚びていることだろう。しかし、もう心がざわつかない自信がある。
そんな自信を携えながら、悠然と船内に足を踏み入れた夏希だったが、そこには予想外の光景が広がっていた。
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第5話:港区お爺さん“には”やたらモテる高学歴女子。勘違い女の止まらぬ暴走をストップさせた、ある言葉
“月末で女の子ピンチだから、あんまり高くないお店でお願い!”と幹事に連絡すると、男性陣がご馳走すると言ってくれた。それだったら誘いやすい、と千春が女子大の友達を連れてきてくれる事になり、留美は安堵する。
結局、高学歴女子もにゃんにゃんOLもハイスぺ男子と結婚したいのは同じなのだ。
努力してきた自分には当然その権利があるとでも言いたげな態度の夏希より、付き合いの良い千春を応援したくなってしまう自分がいた。
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第6話:年収1,000万円の男性を見つけるよりもハードルが高い、高学歴女子の結婚相手の条件とは?
研修内容の難易度よりも、慣れないことをするため緊張していると「隣の席、良いかな?」と聞き覚えのする声がした。顔をあげると武田が困ったような表情をして立っている。
周りを見渡すと、既にセミナールームは埋まりかけていた。夏希は慌てて、隣の席に置いていたゴヤールの鞄をどけながら、一緒にグループディスカッションをすることになるのではとハラハラする。
しかし武田は、そんな夏希の心配をよそに、「ありがとう」と言い、飄々と隣に座るのだった。
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第7話:ミスコン美女と26歳で結婚した商社マンが、“普通っぽい女”の魅力に目移りする理由
実用性などは一切省みず、己の主張をこれでもかと具現化した骨董品の数々。男性に媚びたくないと自分のスペックを高める努力ばかりしてきた自分の姿と重なる。
先程まで50%引きにしても売れないモテ服にはなりたくないと思っていたが、むしろ自分は骨董品になりつつあるのか。
…イヤ!骨董品にはなりたくない!!
慌てて下の階に引き返し、Theoryでレースのトップスを買うのが、夏希にできる精一杯だった。
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第8話:ハイスペ婚した美女が見抜いた、「彼氏ができない」と嘆くアラサー女子の問題点
「う~ん、まあ元本保証の商品とかもあるけどねえ…。でも、リターンを得たかったらある程度のリスクは覚悟しないと。」
そうアドバイスした夏希を、留美は遠い目で見つめた。「そうだよねえ…」と言いながら資料を閉じ、神妙な面持ちに切り替わる。
「そう言えばさ、夏希、水曜日のお食事会、千春と一緒に行ったでしょ?」
突然どうしたのだろうと思いながらも夏希は頷く。留美の口調から嫌な予感がした。
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第9話:「一夜の過ちでも、彼を繋ぎ止めたかった…」純粋すぎる女の打算が踏みにじられた夜
夏希の心には、まだ千春に対し同情と軽蔑の念が入り混じっていたが、あまりの落ち込みように、一気に相手の男に対しての怒りが湧き、自然と慰めの言葉が出てきた。
「ごめんね、千春。私が先に帰っちゃったりしたから…。」
「違うの、私が浅はかだったんだよ…。相手が本気じゃ無いこと位、分かってた。それでも、私は彼に好きになってもらいたかったの。もう、28歳なんだしって自分に言い聞かせて、勇気を出したつもりだった…。」
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第10話:「真剣にお付き合いして欲しい」結婚向きエリート男からの超ド直球告白を素直に喜べぬ、28歳女の苦悩
学生時代、勉強ばかりしてきた自分には、到底女子の本性など見抜ける術もなく、とにかく性格の良い子と出会うには、友人の紹介が確実だと思ったと切々と憲二は訴えてきた。
確かに、朋子という女の本性を知り、夏希も衝撃を受けたばかりだ。
そんな時、人の為に何かしら行動できる人は立派という武田の声と共に、千春の顔が思い浮かんだのだ。
第10話の続きはこちら
第11話:「本当に好きな人とは結婚できなかった」慶應幼稚舎出身のエリート夫をもつ美女の、衝撃の告白
「…じゃあさ、夏希の言う本当に好きって何?」
「え?えっと、それは…。」
それが分からないから相談しているんじゃない、と言おうとした時、留美の言葉が遮った。
「そういう意味では、私は本当に好きな人とは結婚できなかった―。」
その言葉には、怒りと哀しみが滲んでいるように聞こえた。
第11話の続きはこちら
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Vol.13
「東大卒・年収1,000万円」のハイスペ女がハマった罠。結婚できない彼女が見落としていた、たった1つの真実
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Vol.10
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