高学歴女子の遠吠え Vol.4

「クラスで3番目に可愛い」程度の高学歴女は、港区ハイスペ男子には“戦力外”という現実

―なんで“にゃんにゃんOL”を選ぶの!?

ハイスペ男子の結婚式で、こう思ったことのある高学歴女子は多いのではないだろうか。

お嬢様女子校から東大に入り、コンサルティング会社でマネージャーになるべく仕事に邁進している大西夏希(28歳)もその一人。

一流大学に入り、一流企業で仕事を頑張ってきた自分は、婚活なんかしなくても自然と結婚できるはず ……。

そう思っている夏希が、結婚できない本当の理由とは―?

幼馴染の留美にやんわりと夏希自身に原因があるのでは?と問題提起され、原因を探るべく苦手なお食事会参加を試みた夏希。

結婚という目標に対しての動機が分からず悩んでいたが、千春とのランチで自分の仕事を理解し応援してくれる人が欲しいのだと気付く。


―あぁ、何を着ていくかなかなか決まらないわ…。

夏希はいつになくソワソワと、クローゼットの前でワンピースの着替えを繰り返す。

そう、今日は初等科から一緒の幼馴染、山口マリにクルージングに誘われているのだ。マリは、夏希と同様のハイキャリア女子だが、その人生はかなり奇抜なものだ。

慶應に入ってすぐに、医学部生の彼と学生結婚。産休でキャリアを中断したくない、また医学部生のご主人も学生時代の方が時間があるから、と在学時に出産もした。

東大を目指さなかったのも、学生のうちに出産することも視野に入れてのことだったと聞かされ、呆気にとられたものだ。

そんなマリのことを口さがなく言う保守的な大人もいたが、今となっては彼女の人生設計には感服せざるを得ない、と夏希は思う。大学卒業後は外資系戦略コンサルティング会社に就職し、つい先日MBA留学から帰国したのだ。

今日は、その帰国を祝うクルージングで、マリのコンサルティング業界の仲間や、ご主人の友人のお医者様を招いているらしい。

きっと、夏希が心から “さしすせそ”と言いたくなるような人達が集まっているに違いない。

そして、そういった真のハイスぺ男子の凄さが分かるのは、自分のように知性のある女なのだ。

夏希は完璧に施したメイクとヘアスタイルをいま一度鏡で確認し、家を出た。

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