高学歴女子の遠吠え Vol.7

ミスコン美女と26歳で結婚した商社マンが、“普通っぽい女”の魅力に目移りする理由

―なんで“にゃんにゃんOL”を選ぶの!?

ハイスペ男子の結婚式で、こう思ったことのある高学歴女子は多いのではないだろうか。

お嬢様女子校から東大に入り、コンサルティング会社でマネージャーになるべく仕事に邁進している大西夏希(28歳)もその一人。

一流大学に入り、一流企業で仕事を頑張ってきた自分は、婚活なんかしなくても自然と結婚できるはず ……。

そう思っている夏希が、結婚できない本当の理由とは―?

同業者のマリから誘われたクルージングでの出会いに期待するが、ミスコン美女軍団に圧倒され、自分の市場価値を見誤っていたと落ち込む夏希。

無意味なお食事会を断り港区お爺さんで傷を癒そうとするが、留美に「一見、無駄に思えることでも価値があったりする。」と諭される。

会社の研修で武田と再会し、キャリアと家庭の両立に悩み結婚相手を見つけられずにいる姿にときめくが…。


夏希はめずらしくデパートをウロウロとしていた。

社会人になってからというもの、いくつかの決まったブランドで黒・紺・グレーのスーツばかり買っていた為、こうやってフロアを周遊するのは久しぶりだ。

先日の研修でピンクという色が女性性を表すようになったのは、ごく最近だというエピソードを聞き、今まで苦手意識を持っていたテイストのファッションに挑戦してみようという気になったのだ。

男に媚びたくないという鎧が徐々に取れかけ、変わりに柔らかさや華やかさを纏いたくなっていた。

おずおずと、いつもとは違うフロアの婦人服売場に行ってみると、そこには朋子のようなにゃんにゃんOLが溢れていた。セール終盤の時期で、所謂モテ服が文字通りたたき売られている。

―50%引きにしても売れないモテ服か…。私はどうなんだろう。

そんな疑問が浮かび上がると、一気に購入意欲も萎えてしまった。

夜はゼミの同窓会だが、まだ時間がある。お茶でもしていこうかとエレベーターを昇り、喫茶店のある特選工芸品フロアに向かった。

【高学歴女子の遠吠え】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo