2018.06.27
ネブミ男 Vol.15東京に“ネブミ男”と呼ばれる男がいる。
女性を見る目が厳しく、値踏みすることに長けた“ネブミ男”。
ハイスペックゆえに値踏みしすぎて婚期を逃したネブミ男・龍平は、恋愛相談の相手としてはもってこい。
相手を値踏みするのは女だけではない。男だって当然、女を値踏みしているのだ。
そこで値踏みのプロ・龍平に、男の値踏みポイントを解説してもらおう。
「ネブミ男」一挙に全話おさらい!
第1話:「好きなタイプの男性は?」 。その回答で分かる、結婚できる女とできない女の差
「この前デートした男が、最悪で。年下の営業マンで最初はいい感じだったのに、急にフェードアウトしていったの。どう思う?失礼じゃない?」
興奮気味に一人で話し続ける春菜を、龍平は冷静に観察する。春菜によると何回か食事デートをした結果、違うと判断されたらしい。
「ところでデート中にさぁ、その彼から好きなタイプは?って聞かれたでしょう?その時春菜はなんて答えた?」
「え?聞かれたけど、どうしてわかるの?」
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第2話:手料理写真、裁縫セットに染み抜き…婚活モンスター女の、間違いだらけの“家庭的”アピール
「紗弥加ちゃんの場合、何でだろう。こんなに良い子なのに」
女性が結婚できない理由をズバリと見抜くネブミ男の龍平でも、この時はまだ分からなかった。紗弥加は、結婚相手として選ばれそうな女性にしか思えなかったからだ。
しかしこの食事が終わる頃には、紗弥加が何故結婚できないのか、龍平の中で明確な答えが出るのだった。
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第3話:「一緒にいると疲れる」と男に言わせてしまう、美容代に月10万費やす“ぬり化け女”
計算し尽くされた、完璧な横顔。綺麗に引かれたアイラインに、1mmの毛穴も見えない陶器のような肌。髪は、ふんわりと上品に巻かれている。
そしてバーのライトを上手に反射するように入れられているハイライトが、絵美里の華やかさをさらに引き出している。
絵美里は、きっと誰が見ても完璧な美人である。ただ、高校時代の彼女は今とは少々違っていた…。
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第4話:各地で出現率高め!?自称サバサバ系の“鯖女子”が化けがちな“謎かけばばぁ”とは
「私、女友達よりも男友達の方が多いんですよねぇ。ほら、女子って群れるのが好きじゃないですかぁ?私、群れるのが嫌いで。男性の方が、サッパリしているし楽じゃないですかぁ?だから、男友達と遊んでも許してくれる人がいいです」
「男友達、かぁ...」
—あれ?前にもこんなタイプの子がいたな...
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第5話:「彼は私にぞっこん♡」円満をアピールをしてくる“円満大王”に限って不幸せという悲しい現実
出会った時より少し歳は取ったものの、由香子は相変わらず美しく、肌もツヤツヤしている。
由香子と会うのは1年ぶりくらいだ。たまにLINEでのやり取りはあったものの、久しぶりに食事へ行きたいと彼女から連絡が来た時、龍平はピンと来た。
「で、今日はどうしたの?婚約でもした?」
「違うんです。彼氏はいるんですが、結婚はまだで...」
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第6話:「良い男の遺伝子が欲しい」。条件の良い男しか求めない吸血鬼・ハイスペ男キラー参上
「私、全然理想は高くないんですよ!人並みに仕事ができて、普通に優しい人であればいいなぁと」
本人に自覚はないのだろうか。自分が言う“人並み”が、世の中の人が考える一般的な価値観ではないということを。
「そうなんだ。でもそれって、たくさんの男性に当てはまるでしょ?もうちょっと具体的にないの?」
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第7話:彼氏が長年いないアピールはNG。カシスオレンジを飲む女を馬鹿にする“カサカサお化け”とは
「私なんて、もう中身はおっさんですからね〜。若くて可愛い子達を見ると、もはやおじさんの目線で“可愛いね〜”とか言っちゃうんです」
その発言を聞いた時に、龍平は気がついた。
洋子は、時の経過と共に干上がった“カサカサお化け”になってしまったのだ。
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第8話:飲みの席に突如現れる“夜泣き爺”。女より厄介な、結婚できぬ男のこじらせっぷりとは
「龍平、久しぶりだなぁ。元気だったか?」
「はい、お陰様で何とか。陽介先輩もお元気そうですね。むしろ、若返りました!?」
陽介は会社でもかなり上の方の役職に就いている、仕事のできる男だ。ストイックに身体を鍛えているためスタイルも良く、特別憧れている先輩なのだ。年齢を感じさせないそのオーラと若々しさに、龍平は毎回素直に感心するのだ。
「独身生活が最高に楽しいからなぁ。龍平は、彼女できたのか?」
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第9話:アヒル口女は本当にモテるのか?「ぶりっ子、上等」を謳う女の誤算
「龍平さんっ♡お会いできて嬉しいですぅ♡」
龍平の目の前には、『バチェラー・ジャパン シーズン1』に登場していた柏原歩が、目をウルウルさせながら座っている。
「そ、そんなに、嬉しいか...?」
「嬉しいですよ〜。だって、今巷で話題のネブミ男ですから♡」
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第10話:結婚願望強めな女は要注意。結婚に幻想を抱く脳内お花畑の夢子ちゃんが、幸せになれない理由
彼女たちの理想のタイプなんて、巷に溢れている。男だったら、好きな人に対して皆優しくするものだ。だが結局、そこに経済力だとか見た目だとか実家の家柄とか色々な要素が加わり、女性たちがふるいにかけているだけ。
そんな厳しすぎるふるいに男をかけまくった結果、誰一人残っていない、というのがオチだろう。しかし、美優が結婚できない理由はそんな厳しいふるいだけではなかった。
「あとは、結婚したら毎月の記念日に薔薇の花束をくれる人かなぁ」
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第11話:いつでもどこでも、常に2〜3人とLINEしている女。彼女たちの心に潜む、闇の正体とは
「最近、美咲ちゃんは何をやってるの?」
彼女は今でも港区女子ではあるが、自分で稼いで自立している、キャリア系港区女子だったと記憶している。
「仕事、頑張ってますよ。あと最近は...犬と遊んでるかな♫もう可愛くて♡チョコって名前なんだけど...」
そう言いながら、おもむろに美咲はスマホを取り出し、写真を見せてくれた。
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第12話:無駄に腕や足をクロスさせ、分かりやすい“いい女アピール”をするクネ・クネ子参上
綺麗で性格も良い。良い女なのに、どうして結婚できないのか。きっと、彼女自身が一番疑問に思っていることだろう。
一個だけ挙げるとしたら、綾子は少しハードルが高すぎるのかもしれない。
内面と外見の美しさに加えて、全身からモテる男女のみが発することができる、特有の“モテ・オーラ”。それがビシビシ出ているのだ。だが、このモテ・オーラが問題なのだ。
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第13話:“怖い女”は数千万円損をする!?良いことなしの“メデューサ女”の実態
龍平の目の前に現れたのは、『バチェラー・ジャパン シーズン2』に登場している右手愛美(うて・まなみ)だった。
「愛美ちゃんって、オーラが凄いね」
しばしその美貌とオーラに圧倒され、龍平は愛美を見つめる。抜群のスタイルに、明るい性格。カラっとした受け答えは周囲の雰囲気をも変える。
「そうですか〜?でも、私未だに分からないんです。バチェラーの小柳津(おやいづ)さんにフラれた理由が」
第13話の続きはこちら
第14話:どこにいても「港区で飲もうよ」と、自分の得意テリトリーへと引き連れるホームへ呼子
意気揚々と店にやって来た彩奈を一目見て、龍平はちょっと安心した。以前と肌艶も美しさも変わっておらず、むしろ元気そうに見えたからだ。
「で、今日はどうした?何かあったんだろ?」
「実は彼と別れちゃって。次の人を探そうと思ってるんだけど、なかなかねぇ...」
彩奈と元彼の間に何があったかは知らないが、彼女ならすぐに次が見つかるだろう。しかしそう思っていた龍平は…彼女のある部分をまだ、知らないだけなのだった。
第14話の続きはこちら
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