私、愛されてる? Vol.11

私、愛されてる?:セレブカップルの、哀しい現実。歩み寄った妻に向けられた、夫の衝撃発言

あなたは、「夫から愛されている」と断言できますか?

結婚3年目。少しずつ、少しずつ「マンネリ」に陥ってしまったとある夫婦。

熱烈に愛されて結婚した筈なのに、幸せになるために選んだ夫なのに…。

狂い始めた2人の歯車は、果たして元通りになるのだろうか。

これは、東京の至る所に転がっている、

「いつまでもいつまでも、幸せに暮らしました。」の後のストーリーです。

夫の愛情を取り戻そうと奔走する専業主婦の真希。夫に本音をぶつけるが話し合いがこじれ夫が出て行ってしまう。自立を決意するも、無残な自分の市場価値に気がつき、起死回生を図ろうと試みる。


「こんにちは!宜しかったらどうぞ」

真希は、子供向けの幼児教室の名前が入った風船を配っている。

自立を試みた真希の就職先は、唯一手を差し伸べてくれた幼馴染・恵梨香の父親が手がける事業の一つである未就学児用の幼児教室。ここは、日本全国にチェーン展開している大手ショッピングモールと契約を結んでいる。

そして休日ともなれば、その幼児教室への勧誘のためにこうして風船を配ったり、ブースを用意して母親たちに幼児教育の重要性をアピールするのだ。

「おたくのお子さんは、理解力がズバ抜けていますね」「この位の年齢でここまでしっかり喋れるのは珍しいですよ…」

そんな風に、言葉巧みに母親たちに向けて教室の勧誘をするのが、横にいる酒井さんの仕事。

そして真希は、その間風船を配ったり子供たちの面倒を見たりするのだ。

ブースには色々な親子がやってきた。

見るからに真面目そうな母親に、キッチリした服装の大人しそうな子供。肝っ玉という言葉がぴったりの、賑やかな3人の子供を連れた大柄のお母さん。自宅周辺では見かけたこともないような、奇抜なファッションに身を包んだ子供たち…。

そんな親子たちを相手にするこの仕事は、全く飽きがこない。真希は自分でも意外なほどに、仕事を楽しんでいる。

そして何より、どんなに個性の違う親子の心でも、あっという間に掴んでしまう酒井さんの手腕に目を奪われていたのだ。

見た感じはただの、人の良さそうな中年の女性に見える酒井さんを1日中横で眺めていて、真希はあることに気がついた。

【私、愛されてる?】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo