結婚ゴールの真実 Vol.22

2017年ヒット小説総集編:「結婚ゴールの真実」(全話)

「結婚=ゴール」なんて考えは、古すぎる。

東京には、結婚相手を探す女性で溢れかえっているが、結婚はゴールではない。

吾郎、34歳。長身イケメン、東大卒、超エリートの企業法務弁護士。

吾郎いわく、結婚をM&Aに例えるならば、M&A実施の調印式=結婚式であり、PMI=結婚後の生活となる。現代の東京において、PMI軽視の風潮は非常に強い。

…と言いながらも、吾郎は英里と結婚。しかし、彼のアンチ結婚主義は変わらない。

引き続き、既婚者たちの結婚生活を、彼独自の目線で観察していこう。

「結婚ゴールの真実」一挙に全話おさらい!

第1話:小遣いより高い保険料と毎月増えるルブタン...ポンコツ嫁に怯える夫

松田は、去年の秋に結婚した。相手は同じ弁護士事務所の秘書だ。事務所の秘書は基本的に、弁護士の嫁になり得る素養を持った女が採用される。(少なくとも、吾郎の事務所では、そうなのだ)

しかし、「素養」と「適性」は、全く違う。採用試験の際に、「適性」まで見抜けるほど、人事部は有能ではないと......


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