結婚ゴールの真実 Vol.21

“父親”よりも“一人の男”でいたい。イクメンを夢見ていた男が吐露した、胸の内

「結婚=ゴール」なんて考えは、古すぎる。

東京の恋愛市場は、結婚相手を探す女で溢れかえっているが、結婚はゴールではない。そんなものは、幻想だ。

吾郎、34歳。長身イケメン、東大卒、超エリートの企業法務弁護士。

吾郎いわく、結婚をM&Aに例えるならば、M&A実施の調印式=結婚式であり、PMI(買収実施後経営統合)=結婚後の生活となる。東京婚活市場において、PMI軽視の風潮は非常に強い。

とか言いながら、ちゃっかり英里と結婚した吾郎。しかし、彼のアンチ結婚主義は変わらないようだ。

引き続き、既婚者たちの結婚生活を、彼独自の目線で観察していこう。


吾郎は昔から、「親バカ」という人種がとことん嫌いだった。

そもそも「子どもが欲しい」なんて願望も皆無であるし、ただ小さいだけで何を考えているか分からぬ人間を可愛いと思うこともほとんどなく、むしろ恐い。

自分が既婚となってからは、「いつかは覚悟しなければならぬかもしれん」なんて薄っすらと思い始めたものの、やはりまだ抵抗は拭えない。

そんな吾郎に対して、「子どもはイイ」と唯一神のように我が子を称えたり、頼んでもいないのにスマホで写真を披露したりする親たちは、とにかく苦手である。

「人は、親になって初めて一人前の人間になるのよ」

なんてエラそうに語り始めた専業主婦の女友達には、異論を唱えて激しい口論となり、泣かせてしまったことすらある。

だが、吾郎は本気で理解不能なのだ。

子どもを持つことで優越感にひたり、それを正義のように振りかざし、他人に押し付けようとする親たちが。

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