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結婚ゴールの真実 Vol.13

結婚ゴールの真実:「商社マンじゃ勝てない...」夫のスペックで戦うマウンティング妻

「結婚=ゴール」なんて考えは、古すぎる。

東京婚活市場は、婚活に勤しむ女で溢れかえっているが、当然ながら、結婚はゴールではない。そんなものは、幻想だ。

アンチ結婚主義者、吾郎、独身、34歳。長身イケメン、東大卒、超エリートの企業法務弁護士。

吾郎いわく、結婚をM&Aに例えるならば、M&A実施の調印式=結婚式であり、PMI(買収実施後経営統合)=結婚後の生活となる。東京婚活市場において、PMI軽視の風潮は非常に強い。

滑稽な既婚者たちの結婚生活を、彼独自の目線で、じっくりと観察していこう。


「いただきまぁす♡」

瑠璃子は満面の笑みで、『鮨 たかはし』の白魚のツマミを口に運んだ。

「美味しぃ~!!」

みっともないと頭では分かっていても、吾郎は彼女のはしゃぐ姿を見ると、つい口元が緩んでしまう。くるりとカールした色素の薄い髪の毛が揺れ、瑠璃子は頬を上気させて......


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結婚ゴールの真実

「結婚=ゴール」なんて考えは、古すぎる。

東京には、結婚相手を探す女性で溢れかえっているが、結婚はゴールではない。

吾郎、34歳。長身イケメン、東大卒、超エリートの企業法務弁護士。

吾郎いわく、結婚をM&Aに例えるならば、M&A実施の調印式=結婚式であり、PMI=結婚後の生活となる。現代の東京において、PMI軽視の風潮は非常に強い。

…と言いながらも、吾郎は英里と結婚。しかし、彼のアンチ結婚主義は変わらない。

引き続き、既婚者たちの結婚生活を、彼独自の目線で観察していこう。

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