結婚ゴールの真実 Vol.4

結婚ゴールの真実:妻の過去という「パンドラの箱」。知らぬが仏、女の裏の顔は...

「結婚=ゴール」なんて考えは、古すぎる。

東京婚活市場は、婚活に勤しむ女で溢れかえっているが、当然ながら、結婚はゴールではない。そんなものは、幻想だ。

アンチ結婚主義者、吾郎、独身、34歳。長身イケメン、東大卒、超エリートの企業法務弁護士。

吾郎いわく、結婚をM&Aに例えるならば、M&A実施の調印式=結婚式であり、PMI(買収実施後経営統合)=結婚後の生活となる。東京婚活市場において、PMI軽視の風潮は非常に強い。

滑稽な既婚者たちの結婚生活を、彼独自の目線で、じっくりと観察していこう。


「俺、もうダメだ...。本当に、どうしたらいいか分からない...。」

清々しい、週末の昼下がり。

高校時代の友人である春樹は、『トゥーランドット』の名物である酢豚には目もくれず、文字通り、頭を抱えていた。

「あゆみがそんな女だったなんて、俺、まだ信じられないんだ。お前だって、あり得ないと思うだろ...?」

―“あり得ない”だって?

吾郎は、酢豚に伸ばした箸をピタリと止め、一瞬考える。

口には出さずとも、春樹の思い込みには疑問を感じた。彼はメガバンクに務める銀行マンだけあり、考え方が保守的なのだろう。

結婚なんて、パンドラの箱のようなものだ。蓋を開けてビックリ、夫婦間には想像を絶する事態が待ち受けていたなんて、もはや常識レベルである。

「あの純真なあゆみが、あんな汚いオヤジと......。」

春樹はその先を口に出すことは出来ず、激しく頭を搔きむしった。吾郎は、その間に酢豚を口に放り込む。

結婚前、春樹の妻であるあゆみは、某有名企業の役員のオヤジと長いこと「愛人関係」にあった。

春樹は昨晩、その事実を知ってしまったらしい。

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