結婚ゴールの真実 Vol.15

結婚ゴールの真実:あえての“別居婚”で掴んだ幸せ。子連れ再婚を果たした、39歳の女

「結婚=ゴール」なんて考えは、古すぎる。

東京の恋愛市場には、結婚相手を探す女性で溢れかえっているが、結婚はゴールではない。そんなものは、幻想だ。

吾郎、34歳。長身イケメン、東大卒、超エリートの企業法務弁護士。

吾郎いわく、結婚をM&Aに例えるならば、M&A実施の調印式=結婚式であり、PMI(買収実施後経営統合)=結婚後の生活となる。現代の東京において、PMI軽視の風潮は非常に強い。

…と言いながらも、吾郎はちゃっかり英里と結婚。しかし、彼のアンチ結婚主義は変わらないようだ。

引き続き、既婚者たちの結婚生活を、彼独自の目線で観察していこう。


2人の子連れで高級官僚と再婚した、強者の女弁護士。39歳


「吾郎先生、結婚したんだって?おめでとう!」

昼休みのオフィスで呼び止められ、吾郎は「はぁ」と、あからさまに大きく溜息をつく。

結婚してからというもの、周囲の異様なまでの反応に、いい加減飽き飽きしていた。

同僚から友人まで、ありとあらゆる知人たちが、好奇心丸出しで吾......


この記事へのコメント

Pencilコメントする

コメントはまだありません。

【結婚ゴールの真実】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo