結婚ゴールの真実 Vol.3

結婚ゴールの真実:妻への生活費を渋る商社マン。駐妻が直面した、ケチ夫の貧困恐怖

「結婚=ゴール」なんて考えは、古すぎる。

東京婚活市場は、婚活に勤しむ女で溢れかえっているが、当然ながら、結婚はゴールではない。そんなものは、幻想だ。

アンチ結婚主義者、吾郎、独身、34歳。長身イケメン、東大卒、超エリートの企業法務弁護士。

吾郎いわく、結婚をM&Aに例えるならば、M&A実施の調印式=結婚式であり、PMI(買収実施後経営統合)=結婚後の生活となる。東京婚活市場において、PMI軽視の風潮は非常に強い。

滑稽な既婚者たちの結婚生活を、彼独自の目線で、じっくりと観察していこう。


理恵子は昔からの友人(というより、ただの遊び友達)であるが、1年程前に某総合商社に勤める同い年の男と結婚し、シンガポールの駐妻となった。

理恵子は、かなり男好きする外見をしていた。ムチっとした白い柔肌に、童顔の可愛い顔。そして、すんなり伸びた、細く形の良い手足。

彼女は独身時代、グラビア系の芸能事務所に所属し、フリーランスのような形で仕事(バイト?)をしたり、ヨガインストラクターとして活動していた。しかし、友人に呼ばれると、いつ何時もどこにでも現れるタイプの女で、仕事量はさほど多くはなさそうだった。

美人でスタイルも良く、性格も楽観的で、人に害を与えない。女友達として文句はなかったが、しかし、聞いたこともない短大卒で、頭は少々弱い印象があった。

理恵子が27歳という年齢で商社マンとの結婚を決めたとき、吾郎は「何気にヤリ手な女だな」と、心の中で賞賛を送った。

短大卒で、言ってしまえば無職に近い彼女が、商社マンというAランクに男と結婚できる確率は、高くはなかったはずだからだ。

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