結婚ゴールの真実 Vol.10

結婚ゴールの真実:「家事は女の仕事」温厚な会計士の意外な一面。我慢ならぬ妻は…

「結婚=ゴール」なんて考えは、古すぎる。

東京婚活市場は、婚活に勤しむ女で溢れかえっているが、当然ながら、結婚はゴールではない。そんなものは、幻想だ。

アンチ結婚主義者、吾郎、独身、34歳。長身イケメン、東大卒、超エリートの企業法務弁護士。

吾郎いわく、結婚をM&Aに例えるならば、M&A実施の調印式=結婚式であり、PMI(買収実施後経営統合)=結婚後の生活となる。東京婚活市場において、PMI軽視の風潮は非常に強い。

滑稽な既婚者たちの結婚生活を、彼独自の目線で、じっくりと観察していこう。


どんな美人でも、どんな才女でも、男運の悪い女というのは存在する。

彼女たちは恵まれた長所を有効活用できず、いつも周囲に「えっ?」と疑問を抱かせるような男を連れている。

吾郎の幼馴染である美加は、そんな典型的な男運の悪い女だ。生まれ育ちは東京、吾郎とは名門の国立小学校からの付き合いである。

彼女は小動物系の可愛い顔をしていて、賢いうえに愛嬌も良い。しかし如何せん、昔から男の趣味が悪い。

学生時代は、いかがわしいグループに属するような札付きのワルと付き合っていたし、社会人になると、妻子ある男を筆頭に、貧乏な男、浮気性の男、酷い場合にはDV男を抱え込んだりしていた。

「ダメンズウォーカー」とは、美加のためにあるような言葉だ。吾郎は心配を通り越し、いつもただ呆れていた。

しかし美加は最終的に、真面目そうな会計士と結婚した。育ちの良い女は、意外と最終判断を見誤らないものだと、吾郎は素直に感心し、祝福していたのだ。

だが、甘かった。

三つ子の魂百までではないが、男運の悪さというのは、早々に治るものではないらしい。

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