結婚ゴールの真実 Vol.12

結婚ゴールの真実:年収1,000万の社畜夫。日本の悪習「飲みニケーション」代は、月30万

「結婚=ゴール」なんて考えは、古すぎる。

東京婚活市場は、婚活に勤しむ女で溢れかえっているが、当然ながら、結婚はゴールではない。そんなものは、幻想だ。

アンチ結婚主義者、吾郎、独身、34歳。長身イケメン、東大卒、超エリートの企業法務弁護士。

吾郎いわく、結婚をM&Aに例えるならば、M&A実施の調印式=結婚式であり、PMI(買収実施後経営統合)=結婚後の生活となる。東京婚活市場において、PMI軽視の風潮は非常に強い。

滑稽な既婚者たちの結婚生活を、彼独自の目線で、じっくりと観察していこう。


「“飲みニケーション”?そんな化石みたいな習慣、未だに流行ってるのか?」

「化石なんかじゃないわよ。日系企業じゃ、まだまだ一般的なの。こんな場所で、そんな暴言吐かない方がいいわよ...」

奈央子は、疲れた顔で『サングリア』のタイカレーに視線を落とした。彼女は吾郎の古い友人であり、同じ丸の内勤務同士、たまにランチを一緒する。

彼女の言う通り、店内はサラリーマンやOLでごった返していた。この『サングリア』のカレーは、パンチの効いた辛さにエラい中毒性があり、ランチタイムには毎日行列が出来るのだ。

丸の内勤務でこのカレーを知らない奴は、完全に「モグリ」であると、吾郎は思っていた。

「まぁでも、ちょくちょく外で飲んでストレス発散するくらい、許してやれよ」

「ちょくちょく、どころじゃないわよ。ほぼ週5日、毎晩飲んでるのよ、ウチの旦那は。それに......」

奈央子は辛さのために吹き出る汗をハンカチで抑え、酒でも煽るように、水をぐいっと飲み干す。

「飲み代だけで、月に30万円以上使うこともあるのよ?いい加減、やってられない...」

吾郎が30万円という金額に度肝を抜かれたのは、言うまでもない。

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