2018.09.19
東京離婚事情 Vol.12夫婦とは、不思議なものである。赤の他人同士が一緒になり、そして家族となって家庭を築いていく。
しかし、厚生労働省が発表している人口動態統計調査によると、2017年度で21万2,000組の夫婦が離婚している。
—永遠の愛を誓いますか?
そう誓ったはずなのに、どうして離婚を選んだのか。踏み留まった方が良かったのか、それとも離婚して正解だったのか…。当人たちにしかわからぬ事情。
この連載では、離婚まで至った背景とその原因について探ってみた。
「東京離婚事情」一挙に全話おさらい!
第1話:6年も付き合ってたのに、1年半で離婚。長すぎた春がスピード破局を迎えたワケ
「前の妻は、新卒時代から交際していました。周囲の人からも“仲が良くて羨ましい”と言われるほど親密で、結婚するなら彼女以外とは考えられなかった」
しかしそんなにも愛し合っていたはずの二人だが、結婚生活はわずか1年半で破綻した。
「結婚と恋愛は、違いますからね」
ブラックコーヒーをすすりながら、どこか遠くを見つめる淳平。果たして二人に、何があったのか。そして何故、“離婚”という決断に至ったのだろうか。
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第2話:「まさか、自分の妻が...」夫が、妻の不貞行為を知った衝撃の一夜
「前妻・小百合には、何も不自由はさせていなかったはずです。何よりも、僕たちは幸せな夫婦生活を送っていました」
美男美女夫婦として皆から羨望の眼差しで見られていた太郎たち。しかしその絵に描いたような幸せは、一夜にして音を立てて崩れていった。
「ある日、僕は知ってしまったんです。妻の不貞行為を」
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第3話:「子供ができない」。残酷な現実に直面した夫婦が下した、苦渋の決断とは
2年前に離婚したという正人は、爽やかな笑顔と共に待ち合わせ場所である『アンダーズ タヴァン ラウンジ&バー』にやってきた。
正人は、大手広告代理店勤務で仕事も充実しているようだ。見た目も良く、程よい日焼けは週末のゴルフによるものだという。
「前妻の真由香との結婚生活は、トータルで6年間でした。楽しいことばかりではないけれど、それなりに幸せな結婚生活だったと思います」
第3話の続きはこちら
第4話:マザコン夫に、姑との“衣替え”バトル。楽しい新婚生活が一夜にして悪夢になった女の悲劇
「大志は初等部から青学で、温室育ち。でもそれが彼の優しさとなり、温厚な人柄はとても魅力的“だった”んです」
大志と一緒にいる時間はとても楽しく、愛おしい時間だったそうだ。
「全て順調でした。愛する人と共に過ごす時間、そして安定している良い暮らし。ただ、そんな幸せを壊したのは誰でもない、義母だったんです」
第4話の続きはこちら
第5話:「妻を、女として見れなくなった」。子供が誕生し、レスに陥った夫婦が選んだ苦渋の決断
これまでに数名の離婚事情を聞いてきたが、全員子供がいない方々だった。しかし今回話を聞かせてくれた信弘には、現在7歳になる息子がいる。
「長男が誕生した時、それはそれは嬉しくて。世の中に、こんなにも愛おしいと思える存在があるのかと。生まれて初めて知った感情でした」
先ほどまで硬い表情だった信弘。しかし子供の話をした途端に、ふっと目を細め、その表情が緩んだ。
第5話の続きはこちら
第6話:5歳下夫との短い蜜月。全てを手に入れた女が最後に求めた“若さ”という名の媚薬
「最初に前夫・宏光と出会った時は 、年下だし興味はなかったのですが…」
そう恥ずかしそうに言いながらも、どこかふと優しい目をする真理子。現在、37歳。
実家は目黒で、親の会社を手伝いながら自分でも美容関連の会社を経営し、成功を収めている。実家も裕福で見た目も良い。仕事でも成功し、若くてイケメンの夫まで手に入れ、欲しいものは全て手にしたはずだった。
「でも、ある日突然、そんな幸せは音を立てて崩れていきました」
第6話の続きはこちら
第7話:“よそ者扱い”されるのが苦痛だった。東京出身のお嬢様が直面した、夫の地方転勤問題
池田山で生まれ育ち、小学校から大学までずっと都内の私立校に通っていた恵那。いわゆる生粋のお嬢様であるが、育ちの良さゆえか、身につけている物も分かりやすいブランド物などではない。
アクセサリー類も、シンプルに光る一粒ダイヤのネックレスのみ。シンプルだが、上質さがうかがえる。
「前夫との相性が悪かったわけではありません。住んだ場所との相性が、悪かったんです」
第7話の続きはこちら
第8話:離婚の原因1位である“性格の不一致”問題。どの夫婦にも当てはまる些細なキッカケとは
「決して、何か大きな事件があったわけではないんです。向こうが浮気をしたわけでもなければ、私に好きな人ができたわけでもないですし」
過去に話を聞いてきた方たちは、レスだったり、どちらかの不貞行為があったりと、明確な理由があった。しかし、里美の場合はそういった問題はなかったという。
「今まで芸能人の方たちが、離婚の際に“性格の不一致”と言っているのを聞いて理解できませんでした。でもいざ自分ゴトとなり、これ以上ピッタリ表現できる言葉はないと痛感しましたね」
第8話の続きはこちら
第9話:「結婚は、就活と一緒」生活のために結婚したい女たち。必死の婚活が招いた悲劇とは
「結婚前はお気楽な受付嬢をしていました。いわゆるにゃんにゃんOLでしたね。将来の夢は、お嫁さんになること。ただ、それだけだったんです」
数々のお食事会を経て、エリートの彼を手に入れた宏美。しかし、周囲の祝福も虚しくわずか2年で離婚した。
「今だったら、あんな失敗はしないのに・・・」
そう言って、離婚に至った経緯を話してくれた。
第9話の続きはこちら
第10話:名もなき専業主婦が感じた、孤独と虚しさ。働くことを許さぬ夫に、妻が起こした突然の反乱
「前夫・真人との結婚生活は、トータルで5年でした。7年を越えたら夫婦は安泰、と言いますが、その安泰期に入る前に離婚してしまいましたね」
結婚するより離婚する方が大変だとはよく聞くが、それでも離婚を選ぶ人は絶えない。浩子が離婚に至った経緯も、結婚生活を続けることと離婚すること。その2つの道を天秤にかけ、彼女なりに考えに考え抜いた結果だったという。
「自分の人生、一生このままでもいいのかな?この先ずっと、この人と一緒でいいのかな?と自分の中で葛藤が始まり、結局その思いが抑えきれなくなってしまったんです」
第10話の続きはこちら
第11話:デートも旅行も割り勘。「3,000円だけ頂戴」と言ってくる男と結婚した場合の、不幸な末路
「前夫の拓哉との終わり方は、最悪でした。まさに泥沼離婚劇です」
開口一番に、そう言い放つ麻衣。現在は四ツ谷の実家に戻って親元で暮らしているという彼女。今日の服装は、ヌーディーなベージュのパンプスに合わせたニットのセットアップに、Diorの新作バッグ。
流行にも敏感な可愛らしい女性という印象だが、前夫の話になった途端に麻衣の表情は急に険しくなった。
「結婚する前のサインで気がつかなかった私も悪かったのですが・・・」
第11話の続きはこちら
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