シバユカ Vol.6

シバユカ:“女性活躍推進”の陰で、高学歴の女たちがアンチ結婚主義になっていく理由

−男に頼って、何が悪いの?−

「恋の大三角形」に登場したゆるふわOL・“シバユカ”は、慶大経済学部卒の学歴を有していながら、大手不動産会社の役員秘書に甘んじている。

“結婚ありき”の人生を描くシバユカは婚活に勤しむが、早々にお食事会は無意味だと悟る。

そんな中、誘われて参加した港区タワマンホムパで、パトロンの力でのし上がるマリナと出会う。

THE港区女子のしたたかさがシバユカを惑わすが、元カレ・祐介の助言や師事している料理家・留美先生夫妻の理想的な姿に、目指すべき姿を再確認する。


梅雨明けの日差しが眩しい、夏の始まり。

豊洲の『ワイルドマジック』には、慶應テニスサークルのOB・OGがざっと50人ほど集まっていた。

見渡してみると、卒業して間もない代のメンバーはほぼ勢揃いしている一方で、やはり年齢が上がるにつれて少数精鋭の様相だ。

視界の端で、祐介が先輩たちと戯れ合っているのが目に入る。

相変わらず子どもみたい…なんて思って見ていたら、私に気づいた彼が片手を上げた。

顔の横で小さく手を振り返していると、梨奈の呼ぶ声がする。

「シバユカ、聡子、こっち!」

目ざとくベスポジを見つけたらしく手招きをされたので、私と聡子もビール片手に後に続く。

広告代理店で働く梨奈や、外資系投資銀行勤めの聡子とは、やはりどうしても生活リズムが違ってくる。

入社して間もない頃は週末ランチなどで集まる機会もあったが、社会人2年目ともなると最近は、梨奈とも聡子ともほとんど会っていなかった。

「私たちも久しぶりだね!こうして集まるの」

久々の集合にテンションが上がる私だったが、テントの下、日陰で向かい合った梨奈と聡子の表情は、なんだかこれまでとは別人のように見えた。

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