ノリオとジュリエット Vol.12

生まれや家柄に抗おうとした男女の恋の結末は…?明日で最終話「ノリオとジュリエット」総集編

この世には、本人の力だけでどうにもならないことがある。

「生まれ」や「家柄」は、その最たるもの。

誰も傷つけず、傷つかずに生きていきたければ、決められた階層を飛び越えようなどと願わないに限る。

身の程をわきまえること。

それこそが、幸せになるための必要条件なのだから。

「ノリオとジュリエット」一挙に全話おさらい!

第1話:初夏の鴨川で出会った謎多き美女。凡庸なサラリーマンが、運命の恋に落ちた夜

−私、“普通”の人生じゃ嫌なの−

かつて、そう言い残して去った女の顔を、紀夫は忘れられない。いや、違う。忘れさせてもらえない、と言ったほうが正しいか。彼女とはもう3年以上会っていないし、すでに綺麗さっぱり未練もない。

しかし彼女…一二三薫(ひふみ・かおる)は、“普通”のサラリ......


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