「参ったな…。申し訳ない」
明彦は、心底申し訳なさそうに繰り返した。
目の前のテーブルには、2枚の写真が置かれている。夫の圭一が、怒りにまかせて投げ捨てていったものだ。
1枚はレストランでの明彦と翔子の2ショット。そしてもう1枚は、翔子の家の玄関から出て来る明彦の姿......
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「参ったな…。申し訳ない」
明彦は、心底申し訳なさそうに繰り返した。
目の前のテーブルには、2枚の写真が置かれている。夫の圭一が、怒りにまかせて投げ捨てていったものだ。
1枚はレストランでの明彦と翔子の2ショット。そしてもう1枚は、翔子の家の玄関から出て来る明彦の姿......
いつまで経っても、女は女でいたいー。
それは、何歳になっても、子どもができてママになっても、ほとんどの女性の中に眠る願望なのではないだろうか。
いつまでも若々しくいたいという願いや、おしゃれへの欲求、それに少しのときめき。自由やキャリアへの未練。
そんな想いを心の奥底に秘めながら、ママとなった女たちは、「母親はこうあるべき」という世間からの理想や抑圧と闘っているのだ。
専業主婦の川上翔子(34)は、幸せな毎日を送っていたはずだったが、ある日を境に彼女の人生が再び動き始めるー。
この記事へのコメント
まさかね、だとしたら20年前の設定にしてほしい。
昔の知り合いから、時短OKという都合の良い仕事に誘ってもらう、というだけで非現実的なのに、その中でウジウジ悩んで、薄っぺらな義母が登場。
来週は仕事を辞めて、家で出来る子ども向け英語教室を始めて、子どもともいつも一緒に居られて、家事も万全、夫も喜ぶという結末になるのかな。