「ねぇ、玲奈。男の一人暮らしの部屋に女ものの化粧品があった場合、やっぱり黒だよね…?」
唐突に、何の前触れもなく問いかけた私を、玲奈はただ黙って見つめ返した。
勘の鋭い彼女のことだ。私が「話があるの」とランチに誘った時から“何かあった”ことを察していたのかもしれない。
......
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「ねぇ、玲奈。男の一人暮らしの部屋に女ものの化粧品があった場合、やっぱり黒だよね…?」
唐突に、何の前触れもなく問いかけた私を、玲奈はただ黙って見つめ返した。
勘の鋭い彼女のことだ。私が「話があるの」とランチに誘った時から“何かあった”ことを察していたのかもしれない。
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「モテる男なんて苦労するだけ」
「結婚するなら誠実な男が一番」
早々に結婚を決めた女友達が、口を揃えて言うセリフ。
だが本当にそうなのだろうか。ときめきのない男と結婚して、幸せなのだろうか。
そう疑問を呈するのは、村上摩季・27歳。
モテ男にはモテるなりの理由がある。男としての魅力があるからモテるのだ。そういう男に愛されたいと願うのは、女として当たり前ではないか。
これは、痛い目にあいながらもなお「モテ男と結婚したい」と願う摩季の、リアルな婚活奮闘記である。
この記事へのコメント
あちこちの女に手をつけるだらしない男なんて、付き合う価値ないし、モテるとは意味が違う。