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LESS~プラトニックな恋人~ Vol.14

LESS〜プラトニックな恋人〜:「ごめんなさい、私...」涙する女に強引な男が囁いた、意外な言葉

Comment regular73
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2017年冬、恋人・健太からプロポーズされた美和子は、涙を流す。

ふたりの5年間に、何があったのか?

実はふたりは不完全燃焼の夜を境に“プラトニックな恋人”となっていた。

美和子が、友人・茜に相談すると御曹司・瀬尾を紹介され、健太と別れることを決意家を出る

瀬尾と夜を共にした美和子は彼のマンションで暮らし始める。しかし強引に結婚話を進められることに困惑し、一人暮らしを決意。だが聞く耳を持ってもらえない

そんな中美和子と復縁を望む健太から手紙を渡される彼の覚悟に心を打たれるが同時に、健太の元に戻る資格などないと絶望し号泣

そこを、突然家にやってきた瀬尾に見られてしまい…。


すべてが露わになった夜


「…何が、あったんだ?」

そう問いかける瀬尾さんは、しかし既にすべてを悟った顔をしていた。

なんとかその場を取り繕おうと必死で頭を働かせてみるものの、機転のきく彼を誤魔化そうなんて、私には無理だと悟る。

「ごめんなさい…」

小さくそう声に出したら、再び涙が溢れ......


この記事へのコメント

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トーマス
相手を振る時の「私なんかよりふさわしい人が…」というセリフ、何度か言われたことあるけど、なんか無責任ですごくイヤな気分になる。。
2018/01/30 05:2499+Comment Icon4
No Name
瀬尾さん、いい人だったじゃない。
逃した魚は大きい、と側から見てると思います。シバユカならオススメ案件だったなー。
2018/01/30 05:1399+Comment Icon4
結局
何とも向き合ってないじゃん、この女。健太と連絡取ってるし。
『自分と向き合ってる(っぽい)自分』に浸ってるだけでしょ。
きらーい笑
2018/01/30 07:4399+Comment Icon4
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LESS~プラトニックな恋人~

今、東京の男女が密かに抱えている悩みがある。

恋人や夫婦間での、肉体関係の喪失だ。

ある統計では、今や世帯年収1,000万円を超える夫婦においては、過半数以上が当てはまるという。

この傾向は、未婚の男女においても例外ではない。

−結婚するならこの人。

美和子(32歳)には、そう信じ付き合ってきた最愛の彼・健太(32歳)がいる。相思相愛、いつも仲の良いふたりは周りも羨むお似合いカップル。

しかし美和子は、誰にも言えぬ悩みを抱えていた。

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