
LESS~プラトニックな恋人~
今、東京の男女が密かに抱えている悩みがある。
恋人や夫婦間での、肉体関係の喪失だ。
ある統計では、今や世帯年収1,000万円を超える夫婦においては、過半数以上が当てはまるという。
この傾向は、未婚の男女においても例外ではない。
−結婚するならこの人。
美和子(32歳)には、そう信じ付き合ってきた最愛の彼・健太(32歳)がいる。相思相愛、いつも仲の良いふたりは周りも羨むお似合いカップル。
しかし美和子は、誰にも言えぬ悩みを抱えていた。
この記事へのコメント
相手が浮気や風俗やらしているのかどうかも煩悶とするところ。
男性の方が性欲は大変なはずなので…健太のように、一応の経済力も誘惑もある、若い働く男性が、
数年も自分でだけで…ってあるか?と。
この手紙でも、数年間何を考えていたのか結局よく分からないから、
何も解決しなさそうで私なら悶々とします。
大体健太も、レスが良くないのだと心底わかったというなら、
女々しい...続きを見る手紙を置いて「待ってる」と相手にボールを投げるんじゃなく
それこそ瀬尾さんみたいに強引にすればいいのに…。
抱き寄せてキスして「家族としても女性としても愛している、行かないでくれ」と一言、
女(美和子)が求めていることってそれでしょ?
それも出来ないで今後の生活で抱けるのか?