私は“売れ残り”ではなく単に独身なだけ。必死に人生と戦う中国の女性たち

働く女性の「結婚問題」は、世界共通なのか!
中国女性はいま、結婚に対する重圧と戦いながら、前向きに生きている。

公開から瞬く間に、1日で100万view、5日間で300万viewを突破!日増しに各国で話題をよんでいる動画がある。
その動画は、現在の中国社会において、最も議論されるテーマのひとつ“剩女(残りものの女性)”について取り上げたものだ。

結婚しない女性は半人前とみなされる中国社会。キャリアを築き自立しながらも、27歳頃までに結婚はすべきというプレッシャーと戦う独身女性たちと、その家族の姿を追うドキュメンタリーだ。動画の最後に、自分らしく生きることを決めた彼女たちから、あっと驚くような仕掛けが、両親や友人たちへ用意されていた。

結婚適齢期なんて誰が決めたのだろう…。いまの私って、剩女=“残り物の女性”なの…?

「剩女“残りものの女性”」とは

この言葉は25歳以上の未婚女性を意味する。

ニューヨーク・タイムズ紙によれば、この言葉は2007年に中華全国婦女聯合会によって広められ「残りものの女性」と訳されている。BBC、ニューヨーク・タイムズ、チャイナデイリーでも報道されたように、この表現は「本当に愛する人と結婚したい」と考える女性たちを非難する言葉として使用されてきた。

だが現実は、中国にて妙齢女性が「愛のために結婚したい!」と主張する事は容易いことではないのだ。

「マリッジマーケット(婚活マーケット)」では、両親が息子や娘の身長や体重、給与から性格までも記載した個人広告を掲示。また釣り合う条件の人を探すために、婚活広告を一枚ずつ真剣に比較している光景が見られる。

両親を悲しませたくはないのに...

中国の都市部に存在する「婚活マーケット」は、親と子の結婚に対する価値観の世代間ギャップを象徴するシンボル。さらに未婚キャリア女性たちにとっては、両親や家族からのプレッシャーに追い打ちをかける存在でもある。

この動画では、インタビューを受けた多くの女性たちが、家族を築くことで両親の期待に応えたいと思っている。一方で、自分の人生は自分で選択したいという自身の葛藤について語っている。

息子や娘のプロフィールを張り出す。

職業は?年収はいくら?

中国の文化では、親孝行が何より大事とされている。
そして結婚しない娘は、親不孝者と見なされてしまう。

「たとえ独身であっても、私は幸せで、自信に満ちあふれ、素晴らしい人生を送っています」

そこで女性たちは「婚活マーケット」を逆手にとることを決めた!

女性たちは上海の人民公園の「婚活マーケット」のジャックした!彼女たちが、自分自身をどのように見ているかを伝え、広く世界に対し一層の理解を求めた。

強いながらもしなやかな、女性らしい愛情も感じられる彼女たちの主張をご覧頂こう!

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