彼女になれて、妻になれない Vol.12

付き合っても、伴侶には選ばれない。そんな恋愛遍歴を辿った「彼女になれて、妻になれない」全話総集編

元彼の結婚。

適齢期の女性にとって、これほどまでに打ちのめされる出来事があるだろうか。

元彼がエリートだったら、なおさらだ。

どうして私じゃなかったの。私になくて、彼女にあるものって何?

東京で華やかな生活を送るエリートたちが、妻を選んだ理由、元カノと結婚しなかった理由を探ってみる。

「彼女になれて、妻になれない」一挙に全話おさらい!

第1話:どうして私じゃなかったの?女心をエグる、元彼の結婚

ある日、奈緒は買い物のため銀座まで足を運び、東急プラザ銀座にある『数寄屋橋茶房』に入った。

ビールを一杯頂くことにして、SNSパトロールを開始する。すると、衝撃的な投稿が奈緒の目に飛び込んできた。

2年前に付き合っていた元彼が、結婚していたのだ。

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第2話:私はお金を使うに値しない女?元彼の、割り勘デートの理由

「え!? 俊樹が結婚!?」

奈緒は、Facebookで繋がっていたことすら忘れていた元彼・俊樹の結婚を、共通の友人の投稿で知った。

「はあ、まただ…」

絶望しながら、奈緒の手は自動的に俊樹の妻・優希のページを探す。そして辿り着いた先で、奈緒は信じられない光景を目にした。

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第3話:女心をくすぐるデートプラン、その裏に母親あり!?マザコン男の上手な転がし方

奈緒と圭太は、千尋主催のBBQで知り合い、付き合うことになった。当時、奈緒24歳、圭太は27歳。圭太は女子のツボを押さえたレストラン選び、デートプランで奈緒を喜ばせた。

最初こそ自慢の彼氏が出来て幸せいっぱいだったが、奈緒は徐々に圭太に違和感を感じ始めることになった。

ある休日。その日は、江ノ島までドライブへ行った時だ。

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第4話:駐妻に憧れる女性必見。“海外好き”が陥りがちな、勘違いアピールとは?

「そういえば奈緒ちゃん、彼とは順調?」

一通りの自慢を終えた理沙子が、一応の気遣いで奈緒に聞いた。

「えーっと、理沙子さんが知ってる彼って・・・」
「ほら、外交官の彼と付き合ってたじゃない?」

−・・・康作!そういえば今どこにいるんだろう。

記憶の彼方に追いやっていた昔の彼。久々にその名前を聞いて、奈緒はある衝動に駆られた。

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第5話:“元彼”と“旦那”が同じ男。彼と付き合った者にしか分からぬ話で盛り上がる、元カノと妻

「奈緒ちゃん、昔、宏樹と付き合ってたから分かると思うんだけど、あの人、かなりのグルメじゃない?それが理由で別れたのよ。仕事の面では感謝もしてるんだけど、ちょっとね・・・」

そう言って語尾を濁した。奈緒はその続きを待っていたが、彼女は「ごめん、お化粧室に行くわ」と言いながら席を立った。

−なんだか、今日は長くなりそうだなぁ。

奈緒はテーブルに置かれたワインボトルをぼんやり見つめながら、玲子がお化粧室から帰ってくるまでの間、宏樹との日々を回想していた。

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第6話:男から高い婚約指輪を貰う代わりに、女は何を差し出す?結婚に必要なたった1つのこと

玲子は宏樹との同棲を始め、家事に勤しんだと言う。自分のお小遣いのために税理士事務所のアルバイトで週に2〜3回働き、8万ほど稼いだ。あとは宏樹とグルメ旅に出かける。

「宏樹のためにもっと頑張りたいの」と言って、宏樹の負担で料理教室に通い始めて腕を磨いた。そんな生活を続けて8ヶ月後、玲子の覚悟は功を奏し、二人は結婚した。

しかし、玲子が始めた趣味を発端に、二人はすれ違っていくことになったのだと言う。

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第7話:「かわいいなぁ」と真顔で言ってくるパーフェクトな男。日本に一時帰国中の彼との甘い夜

笠野は、親の方針でインターナショナルスクールに通い、スタンフォード大学を卒業、今は某コンサルティング会社のシカゴ本社に勤務しており、今回は、勤務する会社の日本法人に3週間出張中とのことだ。

笠野に勧められた「はんぺん焼き」の美味しさに感動し、奈緒が写真を撮ろうと試みたその時。

「僕、バチェラーなんだけど、奈緒ちゃんは彼氏いるの?」

「バ、バチェラー!?」

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第8話:部屋に入るなり家事を始める、女の“自己満家庭的アピール”は、大きな間違い

「私、家庭的だったじゃない?」

「え?」

さっきから、Skypeで元彼の晋平と付き合っていた当時のことを話しているが、どうも話が噛み合わない。奈緒は、晋平の部屋を掃除したり、料理や食器洗いなどの家事をしてあげていた。彼は忘れてしまったのだろうか?

もう一度、奈緒は自分がいかに家庭的だったか、晋平に尽くしていたかを熱弁すると、彼が冷たく言い放った。

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第9話:地方開業医の妻の座を得た、元マテリアルガール。「東京感」を脱ぎ捨てた彼女の潔さ

みなみは、奈緒の元読者モデル仲間で、現在妊娠8ヶ月のプレママだ。2年前に医師である貴之と結婚。貴之が実家の医院を継ぐことになったため、現在は群馬で暮らしている。食事会仲間だった奈緒とみなみ。二人が貴之と出会ったのも食事会だった。

貴之が奈緒と別れた後、知らぬ間にみなみと付き合い始め、結婚をすると知った時にはひどくショックを受け、みなみとも疎遠になっていた。しかし今回、当時の読モ仲間でみなみのベビーシャワーをすることになり、奈緒も顔を出すことになったのだ。

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第10話:ブランド品で戦うのは止めた。田舎に嫁いで気づいた、東京の不自由さとは?

「この絵について、何も思わなかったでしょ?」
「うん。私が芸術に詳しければ、価値が分かるのかもしれないけど。正直、私には全然分からないな」

すると、みなみが大きく頷き、「それよ」と言った。結婚した当初、みなみは東京にいた時のようにブランド品を身につけていた。

寒さの厳しい地元で、ラップワンピースに身を包み、素足にマノロのピンヒールで闊歩していたある日。婦人会の打ち合わせで訪れたご近所で、価値観が変わる出来事があった。

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第11話:「大事なのは、今現在の選択ではない」。彼女が遠距離恋愛の彼と、結婚に漕ぎつけた秘策

−金曜日の夜・・・。

笠野の見送りに行くならば、空いていない。行かなければ、空いている。「好き」「嫌い」と唱えながら、花びらを一枚ずつちぎっていく花占いのように、「行く」「行かない」を決められたらどんなに楽だろうか。

お財布に入れてあった大吉のおみくじの「待人:くる。困難があろうとも結ばれる」を眺めながら、ため息をついた時。

「あれ、奈緒!?」

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