2017.09.12
彼女になれて、妻になれない Vol.1元彼の結婚。
適齢期の女性にとって、これほどまでに打ちのめされる出来事があるだろうか。
元彼がエリートだったら、なおさらだ。
どうして私じゃなかったの。私になくて、彼女にあるものって何?
東京で華やかな生活を送るエリートたちが、妻を選んだ理由、元カノと結婚しなかった理由を探ってみる。
「え、美沙ちゃん結婚したの!?」
奈緒は、丸の内の『The Pantry』でランチを食べながら、思わず声をだしてしまった。
日課のSNSパトロール中に、何度か撮影で一緒になった読者モデル仲間の美沙が結婚したことを知ったのだ。
奈緒、29歳。丸の内にある法律事務所で秘書をしている。
大学時代から読者モデルをしており、今でも雑誌の「丸の内OLのデートコーデ」特集なんかに登場することもある。
一般人にしてはかわいい部類、まさに読者モデルという雰囲気だ。
就職活動では、その部類の最高峰である女子アナやCAを受け、何社かは最終面接までいったものの内定はもらえなかった。
あと一歩及ばないタイプだ。
美沙も同じ部類で、その彼女が結婚という次のステージに進んだことが、奈緒は悔しかった。
「相手を選ばなきゃ明日にでも結婚出来るわ。私は、相手を選べる立場なんだから」
かつてはそんな高飛車なことを思っていたが、最近は「誰でも良いから結婚したい」が本心で、“二言目には結婚したい症候群”だ。
「いただきます」の代わりに、「ああ、結婚したい!」とつぶやきながら、奈緒は悔しさとともにハンバーガーに向かって大きく口を開いた。
この記事で紹介したお店
ザ・パントリー 丸の内
いつまで待てばいいか、ハッキリ言わずに待たされるのは年頃の女性には酷ですよね。
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