産まない女 Vol.9

産まない女:自分で自分を幸せにする道を選び、結婚と出産の“リミット”からの解放

少子化の今、産まないという考え方は“悪いこと”なのだろうか。

多くが出産を望み、命が生まれることは素晴らしいことだ。しかし、“産まない”という選択肢を選ぶことも否定はできない。決して子供が望めない体でもない、嫌いなわけでもないが、産む決断と同じように、産まない決断をする女性も増えている。

これまで、20代にして産まないことを決意した和香(29)、DINKSでいることを選んだ真奈美(36)、独身を謳歌しているバツイチの恵美(43)、結婚15年目を迎えた香織(46)、20代から40代までの人生を振り返った雪乃、夫の意思を尊重して、産まないことを選んだ美和子(43)を紹介した。

今回は、仕事を生きがいとして輝いている、42歳の美奈を紹介しよう。


仕事が生きがいと胸を張って言える


目黒駅から徒歩6分、家賃12万円の1LDKに住む美奈。年収は900万を超え、あと3年以内に1,000万円の大台に乗ることを目標にしている。

肩までの髪を後ろでキュッとひとつに束ね、凛々しい雰囲気を醸し出している。

赤坂のPR会社で働く美奈は、仕事が楽しくて仕方ないという、まさに仕事が生きがいのような女だ。自分のチームを持ち、後輩や部下達をまとめる中間管理職は、面倒見が良く調整能力に長けた彼女の性分にピタリと合っているようだ。

いつも黒のワンピースに身を包み、足元は10cmヒールが彼女の定番スタイル。身長150cmと小柄だが、大人の色気と少女のような天真爛漫さを併せ持つ。

4月になれば、トレンチコートの下は既にノースリーブとなり、オフィスでも大胆に肌を露出する。大きめのアクセサリーを好み、細い腕にはシャネルのロゴ入りの太いバングルを着け、耳には左右アシンメトリーのギラリと光るピアスが揺れている。

仕事柄、会食の多い彼女は、相手が誰であろうと臆することなく、よくお酒を飲み、口を大きく開けて大きな声で笑う。それでも彼女に下品な印象はなく、むしろ品性を感じるのは、細やかな気遣いと丁寧な言葉使いのせいだろう。

休暇には必ずハワイやセブ島、カンクンなどのビーチリゾートへ行き、肌をこんがり焼いて帰ってくる。会社の若い女の子たちから「バブル感がヤバイ」と言われているのも知っているが、そんなことはお構いなしだ。

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