【今こそ読みたい】日本の名だたる経営者達は、いかに苦境を乗り越えたか?66人インタビューの全てを掲載!

松尾 豊氏 東京大学大学院工学系研究科 特任准教授

松尾:草野球をしていたので、その流れで。でも筋力がないんで「2番セカンド、送りバント」みたいな感じでした。あと中学生の頃は、「死ぬのが怖い」ってめっちゃ思っていました(笑)。

金丸:えっ? それはお父さん、お母さんが先に死んじゃうのが怖いとか?

松尾:いや、そうじゃなくて、こうやって考えている〝自分という主体〞がなくなることが怖かったんです。だって自分が死んだら、いま考えていることもすべてなくなるわけでしょ。そう思うと、いま自分が世界を認識していること、こんなふうに考えていること自体が、奇跡的なんじゃないかと思って。

金丸:思考のプロセスとかロジックが、今とあんまり変わらないですね(笑)。

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西川 徹氏 プリファードネットワークス 代表取締役社長 最高経営責任者

金丸:ある意味、不得意なことがはっきりしている人は、得をしていると思います。何でも得意な人は、だいたい成功しません。できることがたくさんあっても、何かを極めるには、必ずひとつに絞らないといけませんから。

西川:ただ、高校ぐらいになってくると、それまでは一人で何でもできると思っていたコンピュータにも、自分の勝てる領域があれば、勝てない領域もあることがわかってきました。水泳はほかの人に勝てなくてやめましたが、コンピュータは諦めたくない。じゃあどうしたらいいかと考えて、勝てないなら仲間になってもらえばいいんじゃないかと。要はチームとして勝てばいいじゃないかと考えを変えたんです。

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淺野秀則氏 株式会社フォーシーズ会長兼CEO

淺野:なりたいものになれるっていうんだから「俺は毎年海外に行くぞー」と思っていれば、行けるようになるはずだと。でもお金がない。そこで、ひらめいたんです。

金丸:何を?

淺野:旅行代理店を作って自分が添乗員になれば、旅行者と一緒に海外に行けるじゃないかって。それですぐに学生向けの旅行代理店を立ち上げました。

金丸:すごい行動力ですね。

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高橋政代氏 理化学研究所 多細胞システム形成研究センター 網膜再生医療研究開発プロジェクト プロジェクトリーダー

高橋:小学校といえば、担任の先生に「男子はみんな高橋さんの言うこと聞くね。私よりも言うことを聞かせるのが上手」と言っていただいたのを覚えています。

金丸:じゃあ、リーダーシップもあったわけですね。

高橋:割と。人が何を考え、こう動くだろうっていうのが、なんとなくわかりましたから。

金丸:ボードゲームのほかには、何が好きでしたか?

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澤田秀雄氏 H.I.S.代表取締役会長兼社長

金丸:ドイツの大学って、確か授業料が無料なんですよね。

澤田:そうですね。でも生活費は必要だし旅行もしたかったから、アルバイトで日本人の旅行客を相手に、通訳や観光地であるハイデルベルク城のガイドをしましたね。

金丸:当時は、まだ日本人旅行者は少なかったんじゃないですか?

澤田:ほとんどが団体客。だから普通にガイドするだけじゃあまり稼げない。それで、お客さんからよく「夜に楽しく飲める場所や、遊べるところはないの?」と聞かれていたので、自分でナイトツアーを企画しました。そしたらこれが好評で。

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