いつまで経っても、女は女でいたいー。
それは、何歳になっても、子どもができてママになっても、ほとんどの女性の中に眠る願望なのではないだろうか。
いつまでも若々しくいたいという願いや、おしゃれへの欲求、それに少しのときめき。自由やキャリアへの未練。
そんな想いを心の奥底に秘めながら、ママとなった女たちは、「母親はこうあるべき」という世間からの理想や抑圧と闘っているのだ。
出産を機に仕事を辞め、専業主婦として毎日を過ごす川上翔子(34)。
夫と一人息子と、幸せな毎日を送っていたはずだったが、元同僚の結婚式に呼ばれた日を境に、彼女の人生が再び動き始めるー。
◆これまでのあらすじ
専業主婦の翔子は、結婚式に招待され、7年前に辞めた会社の同僚たちと久々に再会する。
自分以外の全員がキャリアアップし最前線で働いている現実を目の当たりにし、なぜか引け目を感じてしまう翔子。
そんなとき憧れの元上司の女性から「私の会社で働かない?」と声をかけられる。夫にそのことを打ち明けたが…?
「圭一、私、仕事してもいい?」
思わずそう口に出していたことに、翔子自身が一番驚いた。専業主婦として7年を過ごし、働きに出ようなどと真剣に考えたこともなかったのだ。
でも、一度も頭をよぎったことがないかと言えばそうではない。
航太の幼稚園では専業主婦が多かったが、中......
またはアプリでコイン購入をすると読めます
この記事へのコメント
家族の問題なのに当事者意識なさすぎ
「好きにすればいい」って完全に人ごと。
働くのは主人公でも、子供も含めて一緒に暮らす家族の生活も変わるってことわかってない感じ。
多少の家事負担をすれば、今まで通りの暮らしが続くと思ってるのかな。