聖女の仮面 Vol.8

「自分の顔が、嫌いだったの」。友人が、10年前とは別人のように美女となった本当の理由

女は、仮面を被った生き物だ。

優しい微笑みの裏に、怒りや悲しみ、ときに秘密を隠し、本当の自分を偽りながら暮らしていく。

たとえば聖女のような女にだって、裏があるかもしれない。

それを美しい仮面で覆い隠しながら、生きているのだ。


◆これまでのあらすじ

恵子が高校生の頃、聖陽女学院で、ある一人の女生徒が、理由もわからず突然転校していった。

あれから10年。27歳となった恵子たちの前に、美しく姿を変えて現れた絹香

絹香の家に招かれた恵子は、さくらの過去を知って驚く。そして、認知症を患う絹香の父親から「恵子さんは可哀想な子」と、聞かされて…?


「絹香、恵子さんは可哀想な子なんだから、仲良くしてあげなさい。社長から、くれぐれもよろしくと言われてるからね。」

―可哀想な子って…私が?

驚く恵子に笑顔で話しかける男性は、絹香の父親だ。

絹香から、父親は認知症を患っていることは聞いている。そのせいなのか、彼は目の......


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