
「これで最後だから…」最愛の女から届いた“サヨナラメール”。そこに隠されていた真実とは?
−なぜ今、思い出すのだろう?
若く、それゆえ傲慢だった同級生・相沢里奈の、目を声を、ぬくもりを。
これは、悪戯に交錯する二人の男女の人生を、リアルに描いた“男サイド”のストーリー。
一条廉は3歳年上の美月と結婚し、駐在先のシンガポールで新婚生活をスタートさせる。
しかしその心には、特別な思いを抱く大学時代の同級生・里奈がいた。
腐れ縁のように少しずつ距離を縮めていくふたりは、やがて一線を超えてしまう。
不貞を疑われながらも再び美月との穏やかな生活を取り戻した廉だったが、結局は妻・美月から離婚されてしまうのだった。
時を同じくして里奈も、夫・二階堂と離婚。
お互い独身に戻った二人は再会するが、その時にはもう、里奈は別の男とアメリカに発つことを決めていた。
本心を隠したまま…
再婚するの?という質問に、里奈が静かに頷いた時。
僕は一瞬、耳を塞がれたように、すベての音が聞こえなくなった。
−嫌だ。再婚なんてしないでくれ。
心の中ではそう叫んでいるのに、僕はまたしても強がりを言ってしまう。
今日こそは、素直に気持ちを伝える。そう決めて会......
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この記事へのコメント
私ですか?不倫話も優柔不断保身男も流されるだけ女も嫌いですよ(笑) 何にも悪いことしてない、ただ好きな人と幸...続きを見るせな家庭を築きたかっただけの美月が一番共感できました。アンチの人に「え~何で~?」と思うのも小説の「楽しみ」のうちということで。
ライターさん、ありがとうございました。わいわいやり取りした皆さん、楽しかったです。
美月、ええとこあるやん!
ナンダカンダで、この連載が1番おもろかった。また、冷静と情熱のあいだみたいな、男女交互のストーリー、期待してまっせ東カレさん!
続編希望!