恋と友情のあいだで~廉 Ver.~ Vol.4

「君だけは、抱けなかった」。女慣れした商社マンが、たった一人の女に寄せる純情な想い

覚悟を決めてからの、僕の行動は早かった。

さっそく銀座『ロオジエ』を最短で取れる日に予約し、婚約指輪を探す。

こんな小さな石がどうして?という疑問にたびたび首を傾げながらも奮発し、『ハリー・ウィンストン』でダイヤモンドリングを購入した。ダイヤの大きさは、里奈がつけていたものと比べてかなり小さめではあったが。


「美月。僕と結婚してくれる?」

ドラマや映画で幾度も耳にしてきたセリフでも、いざ自分で口にしたらほんの少し唇が震えた。

一瞬の沈黙に緊張が走ったが、目の前で驚き、そしてみるみる涙目になる美月の表情が、僕の心をじんわりと愛で満たしていく。

「もちろん。ありがとう、廉」......


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