−なぜ今、思い出すのだろう?
若く、それゆえ傲慢だった同級生・相沢里奈の、目を声を、ぬくもりを。
これは、悪戯に交錯する二人の男女の人生を、リアルに描いた“男サイド”のストーリー。
“商社マン”となった一条廉はモテを堪能する日々を送るが、次第に3歳年上の美月と半同棲状態に。
一方、年上の御曹司とあっさり結婚を決めた里奈。廉は苛立ちを覚えるも、結婚式で里奈が見せた幸福そうな笑顔に達観した思いを抱くのだった。
間もなく駐在のチャンスを掴んだ廉は、ついに自身も美月との結婚を決意。シンガポールで新婚生活をスタートする。
しかし数ヶ月後、一時帰国した廉は、偶然にも里奈の夫・二階堂が若いモデル風美女と密会しているところを目撃してしまう。
セレブ妻からの誘い
断言するが、一時帰国中だからといって「羽を伸ばしてやろう」なんて思っていたわけじゃない。
新婚の僕は美月との生活に心から幸せを感じていて特に息抜きの必要もなかったし、実際、僕のスケジュールは健全な予定で埋まっていた。
帰国した木曜の夜は大人しくホテルで休み、金曜は朝から本......
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この記事へのコメント
それはさておき、男女の友情は永遠の片想いか、不毛な両想いで成り立ってると思ってます。