―あの頃の二人を、君はまだ覚えてる...?
誰もが羨む生活、裕福な恋人。不満なんて何もない。
でもー。
幸せに生きてるはずなのに、私の心の奥には、青春時代を共に過ごした同級生・廉が常に眠っていた。
人ごみに流され、都会に染まりながらも、力強く、そして少し不器用に人生を歩む美貌の女・里奈。
運命の悪戯が、二人の男女の人生を交差させる。これは、女サイドを描いたストーリー。
派手な女子大生生活を送っていた里奈は、総合商社に入社したものの、理不尽な社会人生活に疲弊していた。
―俺の子ども、産んでよー
なんて言葉は、男が女をベッドに誘うための安っぽい文句だと思っていた。
だが、軽い付き合いを続けていた直哉との関係は、思いがけず、その後どんどん密になった。
南麻布にある直哉の部屋の合鍵を渡され、彼の友人にもしょっちゅう紹介された。そして、以......
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この記事へのコメント
廉は何がしたいんだろ…
やることが幼稚
あの時ああすれば…とかって、それこそ言い訳で、判断間違えたなんて、後からしか分からないので…。
薄汚れた感じ
先週のコメに、会ったその日に寝る、夜な夜な相手を変えるような女、いくら着飾って完璧に化粧しても不潔感が漂うってのがあったけど、まさにその相手である廉にも同じことが言える。
こんな奴に嫌悪感を抱くのは当たり前だし、自分を大事にしてくれる人と結婚しようって、何が間違ってるの?