恋と友情のあいだで~廉 Ver.~ Vol.4

「君だけは、抱けなかった」。女慣れした商社マンが、たった一人の女に寄せる純情な想い

−なぜ今、思い出すのだろう?

若く、それゆえ傲慢だった同級生・相沢里奈の、目を声を、ぬくもりを。

これは、悪戯に交錯する二人の男女の人生を、リアルに描いた“男サイド”のストーリー。

“商社マン”となった一条廉モテを堪能する日々を送るが、次第に抜群の包容力を見せる3歳年上の美月と半同棲状態となる。

同級生・里奈とはただの友達のはずだが、美月から寝言で里奈の名を呼んでいたと聞かされ動揺。

しかし一方で、里奈はあっさりと年上の御曹司との結婚を決めていた。


里奈の結婚


その日のことを思い出すとき、蘇るのはいつも断片的な記憶だ。

『ガストロノミー ジョエル ロブション』で執り行われた里奈の結婚式は、僕が過去に出席した同年代のウェディングと比較して格段に豪華なものだった。

しかし正直なところ、せっかくの料理も会場装飾も、言ってしまうと里奈が......


この記事へのコメント

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No Name
周りが迷惑するから初めからくっつけよ…
2018/07/18 05:1599+返信9件
No Name
これってさぁ、抱けなかった女に対する男性の執着っていう男性特有の性質上の問題なだけなんじゃない?
2018/07/18 06:1299+返信5件
No Name
そっか、自分の事で忙しかったのか。美月には良かったね、と思ってたんだけど、なんだこの不吉なヒキは?
2018/07/18 05:2299+
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