二人の男で Vol.10

いよいよ明日で最終話!「二人の男で」全話総集編

愛するか、愛されるか。

東京の賢き女は愛されることを選び、愚かな女は愛を貫くというのは、本当だろうか。

堅実な優しい男と、危険な色香漂う男。

麗しき20代の女にとって、対極にある“二人の男”で揺れ動くのは、もはや宿命と言える。

そんな彼女の苦しみが、貴方には分かるだろうか。

「二人の男で」一挙に全話おさらい!

第1話:女の本能を狂わせた出会い。結婚に最適な彼がいようとも、抗えないほどに

―たかが、職業なのに......

詩織はそんなフィルターが本当に苦手だった。CAという看板が良くも悪くも重すぎて、転職を考えたことは数回では済まない。しかし、ある程度の年齢になると、自分が他人から持たれるイメージなど、段々と気にならなくなるものだった。

詩織が「開き直る」という術を身につけ、自分で選んだ好きな仕事を自分のペースで楽しめるようになったのは、つい最近の話だ。正男と出会ったのもちょうどそんな頃だった。

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第2話:女に嘘をつかせたのは、危険な男。女が逃げ出したくなったのは、誠実な男

当然ながら、女とは、自分を労わり、優しく愛情を注いでくれる男に特別な価値を見出す。

しかし実は、負の感情を煽られ、自分を深く傷つけることのできる男に対しても、本能的に心惹かれてしまう生き物なのだ。詩織にとっての英一郎という男の存在は、まさにその典型と言えた。

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第3話:「嫌だったら、言ってね」大人の男の巧妙な罠

正男はすでに熟睡していて、まるで小さな子供がぬいぐるみを抱きしめるように、遠慮なく詩織にのしかかる。その重みに耐え、ほとんど身動きが取れないまま、詩織は暗闇の中、英一郎の自信に満ちた口調や、計算高そうな目つきを思い出していた。

―私、どうしてあの人のことばかり考えてるの......

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第4話:「お母さんみたい」恋人が心を開いて言った言葉に、女は絶望しか感じない

女はその気になれば、二つの顔を持つことが出来る。ほんの少し前まで英一郎との刺激的な時間を過ごしていた詩織は、従順な笑顔を年下の恋人に向けていた。

「悪い女だね」

去り際に耳元で囁かれた英一郎の一言が、やけに耳に残った。

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第5話:恋人への不安と他人の忠告。男が人生最大の決断を下す、いくつかの理由

若さの喪失、条件の良い恋人、適齢期での寿退社......。

正男との交際が始まったとき、ふと湧いた安堵感に卑しい打算がなかったかと言われたら、否定できない。そんなモヤモヤとした疑問が、幸か不幸か、英一郎との出会いをきっかけに、詩織の心から止め処なく溢れ出るようだった。

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第6話:結婚は女の「逃げ道」に過ぎない。感情より条件で男を選ぶ、賢い女になれたら

普段は接客業が嫌いではない詩織だが、精神的に疲れていると、無性に苛立つことがある。そして、そんな自分に嫌悪感を抱き、ストレスと疲労はさらに溜まっていくのだ。

―結婚したら、こんなストレスからも解放されて、毎日家事だけして、ゆっくり過ごせる......。

ロボットのように無心で働きながら、無難な結婚は、疲れた女の「逃げ道」に違いないと、詩織はぼんやりと実感した。

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第7話:彼の婚約者がCAなんて許せない。屈辱と嫉妬に満ちた、見向きもされない女の闇

正男と英一郎のどちらが好きかと言われれば、迷いなく英一郎を思い浮かべてしまう。しかし、長期的な幸せや安定を考えたときに失ってはならないのは、やはり自分を「妻」という立場に昇格してくれる男に違いないのだ。

―いつから、こんなに打算的な女になったんだろう

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第8話:知ってしまった、愛する婚約者の裏の顔。一途な独身男がまんまとハマった、狡猾な罠

いくら詩織という女が美人とはいえ、昨今の東京では、アラサー女が理想の結婚に辿り着くのは決して簡単ではない。あの女がどんな心づもりで他の男と会っているのかは知る由もないが、とりあえず、有望な独身男が彼女にとられるのは何としても阻止したい。

―CAの女なんて、中身は空っぽに決まってる。ちょっとモテて調子に乗ってるんだわ

第8話の続きはこちら

第9話:LINEに隠された、想像を絶する彼女の一面。秘密を共有した男女のゆくえ

年上の女らしく、サキは上品で思慮深い、優し気な視線で正男を見つめてみる。すると彼の瞳の奥には、婚約者への動揺と不安、そして自分への信頼と感謝の色を、しっかりと確認することができた。

―今日はこの辺にしておこう。あとは二人が壊れていくのを、ゆっくり観察するだけ......

サキが心の中で高笑いしていることに、正男が気づく術はない。

第9話の続きはこちら

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