愛するか、愛されるか。
東京の賢き女は愛されることを選び、愚かな女は愛を貫くというのは、本当だろうか。
堅実な優しい男と、危険な色香漂う男。
麗しき20代の女にとって、対極にある“二人の男”の間で揺れ動くのは、もはや宿命と言える。
そんな彼女の苦しみが、貴方には分かるだろうか。
主人公の詩織・29歳は、自分を溺愛する年下の男・正男と半同棲中の平和な生活を送っている。しかし、余裕溢れる年上の男・英一郎に強引に口説かれ、徐々に気持ちが傾いていく...?
その気になれば、女は二つの顔を持つことができる
「誕生日会、楽しかった?」
同期の誕生会と嘘をつき、他の男と出かけたことを知らない恋人の正男は、その日、わざわざ詩織を迎えに来ようとした。
詩織は必死でそれを制し、慌てて『Crony』を後にしたのだった。
「同期の集まりなら、俺のことチラっと紹介してくれても良かった......
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