崖っぷちアラサー奮闘記 written by 内埜さくら Vol.16

いよいよ明日で最終話!「崖っぷちアラサー奮闘記」全話総集編

第11話:元彼との復縁を阻む腹黒女2人の陰謀……!

ふたりの視線が強く絡み合う。話を続けていいのだと涼子は受け取り、酔い覚ましの烏龍茶を一口飲んだ。

「麻由子さんが言ってたんだけど、あなた、わたしの前にふたりの女の人と浮気したって、それ本当なの?」

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第12話:どん底涼子の前に現れた紳士は「救い」か「罠」か

昨夜の片桐は紳士的な態度を崩さなかった。藤代の紹介なので店で粗雑な振る舞いをしないのは当然だが、接客する側の自分よりも一段下に立ち、丁寧に扱ってくれた。

「本当に人間ができている人っていうのはねえ、誰に対しても態度が平身低頭で穏やかなものよ。ひとりでも敵がいたら足を引っ張られて失脚させられることが解っている、大企業の社長は特にね」

涼子は以前、由紀ママから教えられた言葉を思い出し、昨夜の片桐を見て納得したのだった。

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第13話:アラサーだけど守り通した女の操、絶体絶命の大ピンチ!!

部屋に戻って来ると奥山がサザンオールスターズを熱唱している。その横顔を見ながら酒を一口飲むと、涼子は急激な眠気に襲われた。

――なにこれ、どういうこと!? こんなに急に眠くなるなんて、なにかおかしい――。

曲の途中で歌うのをやめ、にやけながら自分を見ている奥山に「なにをしたんですか?」と聞くこともままならず、涼子は意識を失っていった。

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第14話:ホステスを続けるか就職するか。人生の岐路に立たされる!

――いま選ぶ道を間違えたら、きっと人生が大きく狂う。

直感で肌で、涼子は感じていた。選択を間違えて後悔しても時間は巻き戻せない。

後悔したところで自分で責任を取るしかない。人生を他人任せにしていたら一歩も前に踏み出せない。いまさらながら涼子は悟っていた。

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第15話:ついにプロポーズ!どうせ結局、最後は男で決まる!?

片桐は、自分の過去を知っていたにも関わらず一切触れず、売れなかった女優という看板を抱える自分の傷を、ただなにも言わず見守り続けていてくれた。

温かくて大きくて深い人なんだ――。感謝の眼差しを向けると片桐が、涼子と自分が手に持っていたワイングラスをテーブルに置き、涼子の手を握りながら見つめ「実はね。」と切り出した。

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