ヤバイくらいに愛してる Vol.1

「君のこと、もっと知りたいから…」出会ったばかりの男の部屋で告げられた、衝撃の一言

愛しすぎるが故に、相手の全てを独占したい。

最初はほんの少しのつもりだったのに、気付いた頃には過剰になっていく“束縛”。

―行動も、人間関係の自由もすべて奪い、心をも縛りつけてしまいたい。

そんな男に翻弄され、深い闇へと堕ちていった女は…?


「詩乃のこと知りたいから、おはようとかおやすみとか、いま何してるかとか、全部LINEで教えてくれない?」

その言葉が、すべての悪夢のはじまりであることなど、このときの詩乃は知る由もなかった。



先日、26歳の誕生日を迎えたばかりの宮崎詩乃(しの)は、自由が丘のデザイン事務所でWEBデザイナーとして働いている。

いつか独立することを目標に、プライベートでもフリーランスとして仕事を受けたりと、仕事漬けの毎日。

そんな詩乃の生活を大きく変えたのが、友人に誘われて行った食事会だった。

「はじめまして、相良亮です。28で会社経営してます」

そう言ってニコリと女性陣に微笑む亮の姿に、詩乃はドキリとした。

―めちゃくちゃ、私のタイプだ。

優しげな奥二重の目元と、夏なのに一切日焼けをしていない色白な肌。スラッとした細身のスーツは、長身の亮によく似合っていた。

近頃、恋愛から遠ざかっていたせいか、久々に男性に対してドキドキしていることに動揺する。

その動揺を隠すように、詩乃は目の前のシャンパンをグイッと飲み干す。すると目の前の人物から、いきなり声をかけられたのだ。

この記事へのコメント

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No Name
なんか怖い、、、
2020/08/25 05:1999+返信3件
No Name
スマホ煮込み男を思い出したw
2020/08/25 05:3199+返信6件
No Name
詩乃、変な男に捕まったね……。早めに手を打たないと監禁されそう💦 早く逃げて💦
2020/08/25 05:2391
もっと見る ( 45 件 )

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