それでも、私は東京で消耗する Vol.1

それでも、私は東京で消耗する:年収1,000万の慶應卒女が、都心暮らしに拘る理由

―まだ東京で消耗してるの?

2014年、あるブログからこんな問いが投げかけられた。

そして6年経った今、同じように聞かれたら人々はどう反応するだろうか?

オンラインが当たり前になった生活を考えれば、狭い部屋に家賃を払い続ける理由はない。

しかしここに、それでも東京にこだわる一人の女がいる。名前は莉々(32)。

「どんな時代になろうと、私は東京を離れないと思う」

莉々は今、東京という街に何を見、何を感じとっているのだろう。


「では、失礼します」

相手がルームから退出したことを確認し、ビデオ会議アプリのTeamsを落とす。

Slackの新着メッセージを一通り確認し終え、今日1日の仕事に目途がつくと、ソファに寝ころびスマホでネットバンキングのアプリをタップした。

「わ、10万振り込まれてる......


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