無業の女王 Vol.7

あの日、あの時、あそこに行かなければ…。過去の傷を抱えた女2人の、奇妙な共同生活とは

34歳、国立大卒の美しき才女、高木帆希(たかぎ・ほまれ)

「家事手伝い」という名の「無業」で10年もの間、ぬくぬくと過ごしてきた帆希に、突如、降りかかった「父の死」。

年下の彼氏・牧野涼輔の家に転がりこもうとするも別れを告げられ…

二子玉川の兄夫婦の元へと転がり込むも失敗…

大学時代の友人・瑞樹に援助を求めるも、モラハラ夫との歪んだ夫婦生活を垣間見てしまう…。

マッチングアプリで出会った土井からは、酷い仕打ちを受け…心身共に疲弊しきった帆希は、銀座のバーで出会った記者の真奈と共に現代の〝駆け込み寺″と言われる施設に行く…。

だがそこは、怪しげなカリスマ代表・ジューン橋爪の現代の“大奥”だった…。


「…ご連絡が遅くなってしまって…申し訳ありません…」

表参道の裏通りにある隠れ家のようなカフェ『月光茶房』 で、私は桧山泉とお茶をしていた。心地よいジャズが流れる落ち着いた雰囲気のカフェだ。

私が今こうして泉という女性と並んで座っているのは、「楽園の翼」からの帰り道…見知......


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