―なんで“にゃんにゃんOL”を選ぶの!?
ハイスペ男子の結婚式で、こう思ったことのある高学歴女子は多いのではないだろうか。
お嬢様女子校から東大に入り、コンサルティング会社でマネージャーを目指す大西夏希(28歳)も、婚活なんかしなくても自然と結婚できるはずと思っていた。
しかし友人の留美に「愛されたかったら傷付く覚悟も必要」と力説されたり、幼馴染の千春の傷付く覚悟をして幸せになろうとする姿に感化され、徐々に変わり始める。
また社内で気になる男・武田をデートに誘い、「人の為に行動できる人は立派」だと言われたのをキッカケに、千春に同級生の弁護士を紹介。失恋直後の千春に新しい恋の予感が生まれ、夏希は嬉しい気持ちになる。
そして後日、武田から直球の告白を受けるも何故か喜べず、留美と千春に相談し、好きという感情に幻想を抱いていたと気付く。
武田と付き合うかを2人に相談した帰り道、家に帰り夕食を作ると言う留美と別れ、夏希はひとり成城石井でお惣菜を買い、古川橋付近の自宅まで歩いて帰ることにした。
肌を撫でる秋風が心地良い。
夏の夜風にあたりながらテラス席でお食事会をした日から、すっかり季節が移ろいでいた。あの頃......
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この記事へのコメント
先週の、本当に好き、に、こだわらなくて素直な気持ちを言える相手と出会える…うらやましいな