高学歴女子の遠吠え Vol.13

「東大卒・年収1,000万円」のハイスペ女がハマった罠。結婚できない彼女が見落としていた、たった1つの真実

―なんで“にゃんにゃんOL”を選ぶの!?

ハイスペ男子の結婚式で、こう思ったことのある高学歴女子は多いのではないだろうか。

お嬢様女子校から東大に入り、コンサルティング会社でマネージャーを目指す大西夏希(28歳)も、婚活なんかしなくても自然と結婚できるはずと思っていた。

しかし友人の留美に「愛されたかったら傷付く覚悟も必要」と力説されたり、幼馴染の千春の傷付く覚悟をして幸せになろうとする姿に感化され、徐々に変わり始める。

また社内で気になる男・武田をデートに誘い、「人の為に行動できる人は立派」だと言われたのをキッカケに、千春に同級生の弁護士を紹介。失恋直後の千春に新しい恋の予感が生まれ、夏希は嬉しい気持ちになる。

そして後日、武田から直球の告白を受けるも何故か喜べず、留美と千春に相談し、好きという感情に幻想を抱いていたと気付く。


武田と付き合うかを2人に相談した帰り道、家に帰り夕食を作ると言う留美と別れ、夏希はひとり成城石井でお惣菜を買い、古川橋付近の自宅まで歩いて帰ることにした。

肌を撫でる秋風が心地良い。

夏の夜風にあたりながらテラス席でお食事会をした日から、すっかり季節が移ろいでいた。あの頃は正直、自分の考え方に問題があるなんて思っていなかった。

夏希はこれまでの人生、”理屈”をきちんと理解することが大切だと思っていたのだ。

だからこそ応用問題も発展問題も意のままに解け、東京大学に合格することもできたし、コンサルタントという仕事もこなせている。何かを決めていく上で、理屈を理解するということを決しておざなりにしてはいけないと思っていた。

そして夏希はそれを、恋愛にも応用しようと思っていた。自分がなんで武田さんのことが好きなのか、武田さんもなんで自分のことが好きなのか。

そこまで考えて、千春の「そんなに難しく考えなくても良いんじゃないかな?」という言葉を思い出す。たしかにこの感情は理屈では説明できないし、またそれが分かったところで、交際が上手くいく保証は無いのだ。

留美の言うように「二人で一緒にやっていこうという気持ちが大事」なのだろう。

歩きながら考えていると、頭の中がどんどんクリアになってくる。そして夏希は居ても立ってもいられなくなり、武田にLINEを送った。

【高学歴女子の遠吠え】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo