高学歴女子の遠吠え Vol.10

「真剣にお付き合いして欲しい」結婚向きエリート男からの超ド直球告白を素直に喜べぬ、28歳女の苦悩

『ガーブ東京』にカゴバッグを携えてやってきた千春は、思ったよりも元気そうで夏希は胸をなでおろした。

二人でサクッとご飯している所に偶然を装い憲二を呼ぼうか…など考えあぐねた結果、やはり千春の気持ちが一番大事だろうと思い、正直に大学の同級生の弁護士を紹介したいと伝えてみたのだ。

“気にかけてくれてありがとう。一人でいると、情けないけど彼のこと考えちゃうから、誘ってくれて助かる。”と言われ、簡単な食事会をセッティングすることになった。

皆の予定を調整しながら、気軽に食事ができるいい雰囲気の店を選ぶ…。食事会のセッティングも、なかなか骨の折れるものだ。出会いを求めるのではなく、にゃんにゃんOLとは違うという自己満足の為に参加していた自分を叱ってやりたい気分になった。


食事会当日ー。

集合時間より少し遅れて現れた憲二は、学生時代の野暮ったい印象は払拭され、すっかりやり手弁護士のようだ。今まで意識したことが無かったが、雰囲気イケメンと言っていいだろう。

千春が早くもソワソワしているのが分かる。昔から憲二を知っている夏希は、“スーツ詐欺”と......


【高学歴女子の遠吠え】の記事一覧

もどる
すすむ

おすすめ記事

もどる
すすむ

東京カレンダーショッピング

もどる
すすむ

ロングヒット記事

もどる
すすむ
Appstore logo Googleplay logo