2018.08.29
ポイズン・マザー Vol.5「親を大事にしろ」
人はそう、口を酸っぱくして言うけれど。
生まれてくる親を、子は選べない。
名誉や金にすがった親の“自己愛”の犠牲となった、上流階級の子どもたち。
代々続く地方開業医の娘として生まれた七海(31)も、そのうちの一人であった。
父の死をきっかけに、母は本性をあらわした。そんな母との関係に苦悩する女の、“幸せをかけた闘い”が幕をあけるー。
父の死後、少しずつ様子がおかしくなっていく七海の母・真由美。開業医の妻というステータスを失った今、娘・七海の結婚に全てを賭けている。
一方、七海はベンチャー企業を経営する諒太(29)と付き合い始め、二人は結婚前提の同棲をスタートさせるが、母と姉の理解不能な行動が七海を苦しめるのだった。
「七海、あなた今日暇?ママ、今渋谷にいるんだけどね、暇なら出てきてちょうだい」
母からそんな電話を受けたのは、諒太を連れて実家を訪れた土曜日の、翌日のことだった。
母とは昨晩、諒太とのことで激しい口論をしたばかりだ。まるで何事もなかったかのように涼しい声のトーンに、思わず......
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神経質でいつも不機嫌、マイナスオーラを纏っていて会うと疲労感が凄い。
全く同じ女性がいて、最近距離を置きました。
いつか変わると期待するだけ無駄です。
この毒親、遺産も残さないだろうし投資に失敗して、一文無しになったら当然子供に頼りそう。
親といえど別の人格、人生。割り切らないと損しかない。
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