婚活モンスター Vol.10

強すぎる結婚願望をこじらせた女たちの生態を暴く。明日で最終話!「婚活モンスター」総集編

東京の至るところで目撃される、婚活モンスター。

他をも圧倒するほどのこだわり。

時としてそれは、人をモンスターに仕立て上げる。

結婚へのこだわりが強いばかりに、モンスターと化してしまう、婚活中の女たち。

あなたのまわりにも、こんなモンスターがいないだろうか…?

「婚活モンスター」一挙に全話おさらい!

第1話:商社マン大好き♡そんな女が、絶対に商社マンから選ばれない悲しいワケ

「乾杯!!」

シャンパングラスに注がれた冷たい“泡”を、男女が美味しそうに喉に流し込む。

金曜日、彼らは平日に溜まった鬱憤をこの夜に吐き出すのである。

真理子が、咲からこの食事会に誘われたのは、ちょうど2週間前のことだった。

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第2話:付き合っても長続きしないのが悩み。毎回同じセリフで振られる女の苦悩

「理沙急にごめんね!元気だった?」

「いいよ、ちょうど時間あったし。それより、あの彼とは仲良くやってる?」

理沙から早速聞かれて、芙美は答えに困ってしまった。その彼とは、先週別れたばかりだからだ。それも、“ある言葉”とともに、芙美はフラれていたのだ。

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第3話:「ありのままの私を受け入れて♡」“素直さ”を勘違いしてしまった、婚活モンスターの悲劇

麻友は毎週末、花嫁修業として料理やテーブルコーディネートの教室に通っている。そこで仲良くなった“婚活女子”たちと食事に行くことが多い。

「え、今彼氏居ないんですか?麻友さん綺麗だし仕事も出来るし料理も出来るのに、なんで?」

身を乗り出す健太に、麻友は興味津々な様子で見つめられた。なぜ3年も彼氏が居ないかなんて、本当は麻友が一番知りたいことだ。

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第4話:週3回お食事会に行くのに「出会いがない」と嘆く婚活モンスター。結婚相手の理想の条件“4K”とは

巷で「生涯独身だろう」と囁かれていたユキに先を越されるとはまさか思っておらず、美琴は腑に落ちないでいる。それで、“どうして彼女が結婚できたのか”その答えが欲しく、美琴はユキに連絡をしたのだ。

—結婚式に来てくれてありがとう!色々と急な報告になっちゃってごめんね。ゆっくりお茶でもしながら話したい!来週土曜はどうかな?

早速ユキから返信があり、こうして二人は東京ミッドタウン日比谷の『ドローイングハウス・オブ・ヒビヤ』でランチをすることになったのだった。

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第5話:「勤務医はやめときなよ…!」女友達の幸せを阻止するため、婚活モンスターが仕掛けた卑怯な罠

「百合ちゃん、今日はありがとう。楽しかったよ」

帰りの日比谷線で、美織は百合と二人きりになった。

「美織ちゃんが楽しんでくれたなら、良かった!今日の男性陣、どうだった?私がいいと思ったのはね…」

そこまで言いかけた百合が、美織が手に持っているスマホの画面を急に覗き込んでくる。

「美織ちゃん、今、誰かからLINE来たみたいだよ?」

第5話の続きはこちら

第6話:美人で性格もいい女が、結婚できないただ1つの理由。食事会に這ってでも駆けつける婚活モンスター

「そうだ、香緒里。うちの旦那に頼んで、誰か同僚を紹介してもらおうか!食事会、開いてもらおう」

莉子の提案に、香緒里はギラリと目を輝かせる。

「本当!?莉子の旦那さんって、外資の戦略系コンサル勤務だったよね? Aランク…ううん、むしろSランクの食事会だ!ぜひお願いします!」

久々に生き生きとした表情を見せる香緒里に、莉子はホッとする。早速夫にLINEを送り、2週間後に食事会を開催することが決まった。

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第7話:見た目じゃ勝てない女が見つけた、婚活必勝法。だが、気づけば婚活モンスターに成り下がっていた理由

「あ、そういえば今月、大学時代の男友達が大人数でバーベキューするとか言ってたから、それに行ってみる?」

「え、本当に?行く!」

絵美子が軽い気持ちで言うと、花奈は前のめりで誘いに乗ってきた。そして絵美子は、花奈の婚活モンスターとしての一面を垣間見ることになるのだった。

第7話の続きはこちら

第8話:「来ちゃった♡」結婚を求め、出汁パック持参で男を追いかける婚活モンスターの執念

「そういえば、美久。こっちで仕事があるって言ってたけど、大丈夫だった?日程、この会に合わせて今日にしたけど大丈夫だったのかなってずっと気になってたの」

すると急に、美久は言葉を詰まらせる。

「ああ…えーっと…由希奈だからこの際正直に言っちゃうけど、実はもともと東京で仕事なんてなかったんだ」

「えっ?どういうこと?」

第8話の続きはこちら

第9話:2ヶ月先まで埋まっているスケジュール。誰よりも婚活に励んでいるのに結婚できないと嘆く、女の勘違い

ひとりは商社マンで、ひとりは会計士。男性陣同士も大学時代からの付き合いということで、職種もタイプもバラバラだが、弘毅に負けず劣らず二人とも魅力的な男たちだ。

—商社マンはちょっとチャラチャラしてるけど話が面白いし、会計士は少し奥手そうだけど誠実っぽい。どっちも悪くないなあ…。

ティーショットを打つ男たちを、美紗はうっとりとした目つきで交互に眺めるのだった。しかしラウンドを終えて、とあることに気がついた。

第9話の続きはこちら

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