恋の大三角形 Vol.4

恋の大三角形:深夜2時過ぎ、ようやく既読になったLINE。嫉妬に苛まれた女の狂気

東京を生きる女たちは、もう気がついている。

「素敵な男の隣には、既に女がいる」という事実に。

自分が好きになるくらいの男を、他の目ざとい女たちが見過ごすはずがないのだ。

不動産会社で秘書をしている繭子(29歳)は、商社勤務の洋平(30歳)と付き合って2年になる。

30歳までに結婚を決めたい繭子だが、洋平からプロポーズの気配がなく焦りを募らせている

そんな折、普段と様子の違う洋平に第六感が働いた繭子は、咄嗟に嘘の予定を彼に知らせるのだった。


繭子side−誰と比べているの?


そろそろ寝ようかというタイミングで、電話が鳴った。

「あ、繭ちゃん?まだ起きてた?」

飲んだ帰りだろうか。

タクシー運転手に「東3丁目まで」と伝える声が遠く聞こえたあと、洋平の声が耳元に戻る。

彼はだいたい飲んだ後、皆と別れ一人になったタイミングで私に連絡をよ......


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