婚活モンスター Vol.7

見た目じゃ勝てない女が見つけた、婚活必勝法。だが、気づけば婚活モンスターに成り下がっていた理由

東京の至るところで目撃される、婚活モンスター。

他をも圧倒するほどのこだわり。

時としてそれは、人をモンスターに仕立て上げる。

結婚へのこだわりが強いばかりに、モンスターと化してしまう、婚活中の女たち。

あなたのまわりにも、こんなモンスターがいないだろうか…?

前回は、這ってでも食事会に行くモンスターを紹介した。さて、今週は?


「ねえ絵美子、また食事会開いてくれない?」

朝、会社で顔を合わせるなり花奈から満面の笑みを向けられて、絵美子はおもわず言葉に詰まった。

「あれ?彼氏できたって言ってなかったっけ?」

2ヶ月ほど前、花奈と二人でランチに行った時にそんな報告を受けていたはずだ。

「うん、それがね先週別れちゃったの。別れたっていうか…フラれたんだけど」

—また…?

悲しそうな顔をする花奈を前に、絵美子は心の中でそう思わずにはいられなかった。

絵美子と花奈は大手通信会社の同期で、絵美子は人事部、花奈は広報部に在籍している。

入社当初から花奈は結婚願望が強く、同期の中でも一番に結婚するのではないかと皆で囁いていた。ところがなぜか、未だに彼女は安定した恋愛さえできていない。

「もう私たち28歳じゃない?今度こそ結婚かなと思ってたんだけど…。いいなあ、絵美子は。あんな素敵な人を捕まえて」

花奈が口が尖らせて、絵美子の顔を覗き込んできた。

絵美子には、結婚を控えた彼がいる。それを花奈は、事あるごとにこうして「羨ましい」と口にするのだ。

「あ、そういえば今月、大学時代の男友達が大人数でバーベキューするとか言ってたから、それに行ってみる?」

「え、本当に?行く!」

絵美子が軽い気持ちで言うと、花奈は前のめりで誘いに乗ってきた。

そして絵美子は、花奈の婚活モンスターとしての一面を垣間見ることになるのだった。

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