後輩との食事でただ美味しいものを食べさせるだけじゃ大人として、たかが知れている。後輩が大人になった時に、自分と同じことをしたくなるような素敵な店選びができてこそ、イケてる大人というものだ。
ここ神楽坂の知る人ぞ知る美食通りにあるトラットリアなら、それが叶う。立地からして「こんなところあるんですね?」というサプライズ感、そして、きっと食べたことがないであろう通好みのイタリアン。
このふたつの衝撃は生涯、後輩の記憶に残ることだろう!
立地から料理まで!この街のトラットリアはひと味違う!
『IL BOLLITO』
飯田橋駅から神楽坂通りを上り中腹を左に一本入る。すると、古びた銭湯や住居などと小さなレストランが混在するディープな通りが出てくる。それが、知る人ぞ知る美食通り、「小栗通り」だ。
ほかの街にはないこの立地で後輩を驚かせつつ、入るべきは、全面ガラス張りのトラットリア、『イルボッリート』だ。
ここのイタリアンもやはりひと味違う。日々我々が親しんでいるスパゲッティにピッツァなどナポリを中心とした南部のイタリアンじゃなく、ここで味わえるのは、北部イタリアのエミリア・ロマーニャ州の料理。
パルマ県や北部の牧草地帯というこのエリアの特産物は、ハムなどの肉類と、チーズ、バターなどの乳製品。ゆえに、オリーブやにんにくを使ったパンチのあるイタリアンではなく素朴で質実な料理が特徴だ。
しかしこういう料理の美味しさに気付くことこそ、大人への第一歩でもある。
この立地と味わい、経験を積んだ大人にしかわからない神楽坂随一のトラットリアなのだ。
看板メニューの「茹で肉3種盛り合わせ」¥2,500。右から、1日煮込んだ肉厚牛タン、国産牛霜降りホホ肉、60℃で煮込んだ豚のフィレ肉が一皿に。
まだ神楽坂が残っていた!32歳からはこの街で大人の階段を上る
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